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zoom RSS 本「広辞苑をつくるひと」

<<   作成日時 : 2018/04/10 22:37   >>

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今年から本格デビューの花粉症、例年より症状の重い人が多いってのに該当したのか、気が付いたら3月が終わって(途中風邪ひいて38度にもなったが最初のうち、花粉症なのか風邪なのか分からなかった)いて、「早くひのき(杉ほどではないが若干反応が出る)も終わらないかな」という状態。なるほど花粉症の人が春先憂うつになるわけだ。

というわけで、薬が増えてマスクをするので出不精が悪化しましたが、一度重たい買い物に。親戚のお勉強用に新版が出たばかりの広辞苑を。


私自身は小学校卒業時にポケット国語辞典をもらったのと外国語の辞書以外は、家にあった「戦前の辞典」と買ってもらってよく読んでた全20巻組の百科事典くらいしか辞書・辞典を持っておらず、広辞苑は会社に入って部署の備品を使うまで引いたことがなく、今となっては電子辞書アプリやインターネットのサイトで調べるから紙の辞書の需要そのものがなくなっていたのですが、

「何かの単語をひこうとして、周辺に並ぶ別の語句に興味を持つ」とかいった経験もよかろうということなのか、子ども用に常備したいとの要望が。

うーむ、その子たち昨年末に「OK, Google」とかやってなかったか?分からないことがあったとして辞書引くのか?それも広辞苑・・・勉強ついでに筋トレもということか?という風に思いはしたが、口に出すのは野暮なので、早速手に入れるべく近所の本屋にお出かけ・・・


どこにも売ってません。3軒ほど「売り切れ」の一言で。


記憶によれば「広辞苑発売時には店頭にあったはず」なのに、今はない・・・どうやら、初動がはけたら店頭に購入希望者が来ることは稀と判断され、場所ふさぎな追加仕入れはしない、ということをやっていたと思われる。何とシビアな・・・

こっちは、昔ながらの「全部入りの1冊」バージョンと、「上下2分冊」のバージョンの2種類の広辞苑を実際に見て選びたかったので、通販に逃げることができず、確実にありそうな場所を・・・大型書店とデパートのどちらかならと思い、両方がある日本橋へ。さすがにありました!


実際に見て選んだ辞書を包んでもらってミッションコンプリート。こちらは輸送時に外函にへこみができたから綺麗なこちらにしましょうね、みたいな店員さんの扱いに「辞書を買う際の特別感」を味わったまではいいのだが、なぜか、薄い文庫本が一緒に。

画像



「舟を編む」の三浦しをんさんが、広辞苑の製作に関わった方々の仕事ぶりを取材した150ページほどのレポート本(広辞苑の予約購入者向け特典だったらしい)でした。

さすがに子どもたちがこういうマニアックな本をいきなり読んだりはしない(未来はわからんが)ので、プレゼント時に「ちょっと読ませろ」と強奪してきました。



出てくる当事者は5組。

「見極める」と「見定める」といった動詞の使い方の違いを明らかにしたうえで、それを「その言葉の意味が分からない人にニュアンスが伝わるように説明する文章を起こした」人たち

広辞苑でずっと使われていた秀英体(今回の版だけある事情で別のフォントが使われていて、その謎も説明されている)をブラッシュアップしている人たち、

辞書の中で言葉では説明しきれないものを一発でわからせてくれるイラストの制作者たち、

本好きの憧れ「本をすっとしまい込む外函」製作のエキスパートたち(このエキスパートたち、同人誌や自費出版の本の外函製作も請け負うのか!というと我が家に眠るあの本の外函もこういうところがやってくれたのかも・・・)、

最後に、数千ページにもなる広辞苑を、落丁乱丁なくピシッと製本してしまう人たち、


という傍目には「何とマニアックなこだわりを・・・」、「そんな細かい工夫をしとるんかい・・・」としか言いようのない数々の果てに完成したのが手元のその分厚い重たい本だよ、を思い知らせてくれる本です。


実際には誰も見たことのない古生物のイラストをどうやって描きおこし、これでよしとするのか、

こするとする、さする(どれも漢字は擦るだ)になでる、なするの違いをどう表現するか、以前の「炒める」の定義は「焼く」とのニュアンスの違いが不明だったが、どう説明を変えればわかってもらえるか、

「外函の背を掴んで、本の背を床に向けるとするっと本が出てくるが、その出てくる途中の本をひっくり返してみても外函が床に滑り落ちない」という塩梅のぴったりした入れ物をどうやて作り上げるのか、

という「聞かなければそんなことにこだわっていたことすら気づかなかったよ!」のオンパレード。うむ、そういうこだわりがあるって知ってしまったら言いたくなるものな。広辞苑の編集者たちも、そのディープで、普通なら気づかない仕掛けが施されていることを言ってくれる誰かを用意したかったということか。


ちなみに、広辞苑を持っている人は最終項を引いてみるといいかもね。

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