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zoom RSS 「風立ちぬ」を観てきた

<<   作成日時 : 2013/08/10 21:22   >>

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いわゆる宮崎駿映画を「通し」で見たことはない(未来少年コナンはずっと見ていたのに、という気はするが、ナウシカやラピュタ、カリオストロも部分部分だけ見てて、2時間ずっと見ていたことはないはず)という、ほぼ非国民扱いをされても文句は言えなさそうな人間で、なんでこれを映画館に観に行ったのかと問われてもよく分からないのですが、まぁ、「ゼロ戦開発者」をどうアニメで扱うのか気になったというのが正直な感じでしょうか。


風立ちぬ(公式サイト)


そういうわけで、宮崎アニメを何度も何作も見たわけではないどころか、全然見たことがない、と言ってもいいバックボーンなので、とにかくお話だけ追っかけていたのですが、ネタはいわゆる戦前史のはずだけど、完全なファンタジーになっていて、「歴史的事実としての様々な固有名詞」にはあまり意味がないのだなぁ、と。


「綺麗な飛行機を作って空を飛ばせたい」だけを純粋に追いかけた男


が描きたかったのであって、

実はゼロ戦設計者だったとか、

彼の生活(帝大を出て、洋行をさせてもらい、軍事兵器の設計主任になるようなエリートで、軽井沢で避暑ができるような新興富裕層に属し、いわゆる生活の不自由はない)の背景に、

暗く陰鬱な不景気下で何かイライラした大正末期、昭和初期があるとか、

軽井沢に滞在していた「変な外人」が一度だけ語る、満州事変から始まる15年戦争に既に突入していて、諸外国との外交関係が悪化、軋轢が大きくなっているとかいったことは綺麗に無視、

別にそんな現実世界と主人公の関係なんかどうでもいいんだ、という思いきりが凄いです。


イタリアの設計者とシンクロする夢が最初は違和感だったのですけど、この「半分夢の中で生きている」ような主人公のふるまいにはこの描き方が正しいのかな、と。

で、メロドラマパートの菜穂子さんは、「これって何てギャルゲ?」とか突っこんでしまいそうな「都合のいい女性」で決して男に迷惑をかけることなく消えていくというのも、

究極の飛行機バカになれれば、その姿を格好いいと言ってくれる人もいるというファンタジーとしていいのかな、という感じでした。


だから「男の仕事はやはり、とにかく一心不乱に打ち込んで何かを作ってこそ」、ロマンがあるね!なのだけど、何か変な感じがして、もやもやしていたら、こんなツイートが。



http://twitter.com/kentaro666/status/363122080419549185
「風立ちぬ」への違和感の正体が書かれてある。成る程そういうことか。RT @consaba: STUDIOVOICE_ 宮崎駿監督『 #風立ちぬ 』 宮崎駿にとっての私小説であり遺言でもある作品(文=成馬零一) http://t.co/2W4EayTHJu #eiga

http://twitter.com/kentaro666/status/363124055689277441
[承前]いくら「軍属」が主人公とはいえ、戦争の時代を舞台にして、空襲シーンのひとつもないのはさすがに不思議だったが、広義の確信犯ですね。堀越二郎は戦火の中で美しい飛行機を作る事にしか興味がない「異常者」で、技術者を芸術家に置き換えれば、なるほど宮崎駿の姿そのもの。

http://twitter.com/kentaro666/status/363137905708908544
[承前]「風立ちぬ]は確かに宮崎駿の遺言だ。太平洋戦争と3.11をあえて同レベルで描いている。堀越が宮崎なら、「美しい姿だけを見せて」消えて行く菜穂子は、太平洋戦争と東日本大震災で人生半ばにこの世を去った人々だ。だから、同レベルに描く必要があったのだと、気がついた。

http://twitter.com/kentaro666/status/363139588987949056
[承前]宮崎駿は、表現者として、凄まじい高みに達していることは間違いがないと思う。しかしまさか、ヒットが期待されているジブリアニメで、ここまでぬけぬけとヒットなんて知ったことではないかのように、作品を「私物化」してしまう宮崎の「業の深さ」には恐れいる。



出来上がったものが、「ミツビシゼロファイター」として米軍兵士たちを恐怖に陥れたことにも、最後はその戦闘機でたくさんの日本の若者が戦死していったことにも、本人は関係はなく、ただただ純粋に作りたいものを作っただけ、というのは幸せなのか不幸せなのか、

全てをそぎ落とさないと凄いものは出来ないという業みたいな話にも見えるし、

どんな過去があるにせよ、今、生き残っているのなら、生き続けなければならないよ、という話なのかもしれないし、

そう簡単に腑に落ちるような筋でもテーマでもないのかなというのが数日経った段階での正直なところ。消化には時間がかかりそうです。


・・・と思っていたらこんな感想も。いろんな観方があるのねぇ。

「風立ちぬ」戦慄の1カット【とり・みきの「トリイカ!」】(日経ビジネスオンライン)




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