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zoom RSS 本「池袋コミュニティ・カレッジ講義録 評論編1 評価する切り口は武器」

<<   作成日時 : 2012/10/05 22:33   >>

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ここに「同人誌」を取り上げるのは初めて。今年の夏のコミックマーケットで販売されたものの残部?が秋葉原の本屋で販売されていたのを入手した、という経緯なので、もしこの記事で興味をもたれても、その本を入手できるかどうかは保証できないです・・・


アニメ評論家の氷川竜介さんが、

氷川竜介のホームページ

氷川竜介ブログ

市民大学っぽい場所で行った講演の書き起こしに、大幅な加筆を加えて出版した、というものらしい。

画像


中身は、アニメ評論について語った全6回の講義の第1回分。

そもそもアニメ評論って何か、から始まるのですが、
評論することの意味は何か、どういう風に「評論」すべきと考えているのか、
辺りが書かれていそうな雰囲気で購入を決断。読み始めました。


アニメ評論家として何をしているのか、どうしてアニメ評論の手法を教材に講義することになったのか、の部分は万人の興味をひかないかもしれないですが、

その後の評論の話は、なかなか勉強になるものでした。

価値創出こそが評論

(クリエイターも誰かの評論を読んで)「言われてみれば、確かにそうだ」と思えた瞬間が一番気持ち良い

「作者は必ず正解をもっているはずだから、その正解に迫れる能力を示すことが、優秀な評論家である」は間違い

(自分にとって)どこがよいのかを論理的に構築する

あなたの得意技を武器にする



この最後のフレーズがタイトルに繋がる「評価する切り口は武器」であって、

「どういう風に作品をとらえて言葉にしていくか」を、最新アニメ(つまり評価が定まっていないもの)を題材に、仮に評論をすることになったら、自分はどのようなプロセスで評論を創るかをシミュレーションしてみることで、氷川氏がみせてくれる講義になっています。


最後から二つ目の
(自分にとって)どこがよいのかを論理的に構築する

が一番難しいな、と思ったところで、


情と理の間を行き来するもの、

という解説がつくのだけど、

極端な話、

「情」だけ・・・「素晴らしい!」、「神!」、「つまらなかった」

「理」だけ、もしくは「理」まで・・・「こうこうこういうことで、このポイントがいいと思った」

は、ある程度簡単に出来るけれど、

「情を理にした後で情に戻す」のがいいとしたら、それは具体的にどうしたらいいか、途方にくれる感じもします。


でも、理屈だけでは、共感はなかなか得られるものではないので、文章で相手に働きかけるには「情」を動かす必要がある、と思えば、確かに「情に戻す」プロセスが必要。どこが「ツボ」なのかをきちんと分析したうえで、情に訴える、なのでしょうかね。もう何回か読み返して、どういう評論をよしとしているのか読み込んだ方がいいのかも。


面白いな、と思ったのは、この講義で、

批評や評論については、

(その役割や限界が語られている)「レミーのおいしいレストラン」を見ろ、という話が出てくること。

実は、先日の「東京いい店(略)」でも、この映画の台詞が「巻頭辞」として挙げられていて、末尾で解説されているのです。これは「観ろ」ってことかな・・・



結局、こういった評論やらレポートは、「オリジナル」あっての存在。太陽の光がなければ輝くこともできない月。ならば、オリジナルへの敬意を忘れてはならず、オリジナルから「いかに面白い切り口」を切り出せるか、反射を返せるかが大事、ということになるのでしょうか。

別に評論家になろうとは思わないですが、そうした心構えを持つ「受け手」にはなりたいものです。



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