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zoom RSS 本「世界がわかる理系の名著」

<<   作成日時 : 2010/04/21 21:49   >>

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京大で火山学を研究する鎌田教授による「古典科学書入門」。ほとんどの人が読んだことのないはずの名著の背景や内容、それが社会に与えた影響などを分かり易くまとめた新書です。


昨年に、講演会を聴きに行ったときに、年末に読んでいた「地学のツボ」と一緒に購入。ちょっとずつ読んでいたので読了までに時間がかかってしまいました。

「科学の伝道師の仕事術」を聴いてきた(2009/11/16)

本「地学のツボ」(2010/01/06)


紹介されているのは以下の14冊。それぞれが、それぞれの学問分野で「世界を変えた」一冊です。

◎ダーウィンの「種の起源」

◎ファーブルの「昆虫記」

◎メンデルの「雑種植物の研究」

◎ワトソンの「二重らせん」

◎ユクスキュルの「生物から見た世界」

◎パヴロフの「大脳半球の動きについてー条件反射学」

◎カーソンの「沈黙の春」

◎ガリレイの「星界の報告」

◎ニュートンの「プリンキピア」

◎アインシュタインの「相対性理論」

◎ハッブルの「銀河の世界」

◎プリニウスの「博物誌」

◎ライエルの「地質学原理」

◎ウェゲナーの「大陸と海洋の起源」


それぞれの本について、書いたのは一体何者で、どんな内容が書かれていて、その書が世に出たことによるインパクトは何で、その後世界はどうなったかをコンパクトに書いていて、科学史のポイントを分かり易く学ぶことができます。


本は学問分野毎に解説していきますが、私が読んだ感じでは、

進化論や地動説、相対性理論や大陸移動説のように「それまでに無かった新しい理論」を確立した書物と、

雑種交配時の遺伝の特徴や、宇宙の広がりなど、自らが手がけた丹念な研究結果をまとめた書物、

昆虫の生態や地下の岩石の組成といった学問化されていなかった分野について、それまでの知見も含めて見事体系化を成し遂げた書物

といった感じでも分類できるかな、と。


それぞれの書物に書かれていたことは、世界を構成する理論ばかりであり、その意味では、全ての人が「この書物に書かれていることと無関係ではない」。大体、理科の教科書とかで名前を見るような書物ばかりなのに、実際にその本を読むことはまず無いと思えば、この本でさわりを押さえられるのはいいことなのかも。

でも、そういう科学エッセイとして以外の読み方もできます。

ここに挙げられた本は、おおかた「出版時には物議をかもしたか、無視された書物」。

その中でも、それなりにその時の世界において折り合いをつけて受け入れられた本と、先進的すぎる考え方として糾弾されたりした本があり、その「著者の戦略の差」を紐解くことで、

その時の大勢からは受け入れられにくい考え方を発表するにはどんな戦略があるか、

難解なものとして敬遠されているものを身近にするためにはどうしたらいいか、

といったヒントを得ることもできます。何かを啓蒙しないといけない人にはそういったポイントも役に立つかも。


この本の中で、400年前の本なのに今も読みやすいと紹介された「星界の報告」など、鎌田さんご紹介の本に気になる本がいっぱい。ちょっと探してみようかな。



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