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zoom RSS 本「名画読本 日本画編」

<<   作成日時 : 2009/08/06 22:50   >>

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本当は西洋美術だって○○様式とか〜〜の表現技法といったものがたくさんあるのですが、何となく日本の美術には、細かい様式とか見るための作法(陶器とか?)があるような気がして、敷居高く感じてしまうのって私だけ?この本はそんな人向けの本です。


赤瀬川源平さんの小説は読んだことがありませんが、路上観察会とかの活動は聞いたことがあります。で、前衛の方に位置づけられているはずの赤瀬川さんが、いわば素人の立ち位置で名画を鑑賞してみる、という本で、西洋画編に続く本なのだそう。

俎上に上がる名画は、

葛飾北斎の富嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」に「凱風快晴

ゴッホが模写したことで有名な歌川広重の「亀戸梅屋敷」

俵屋宗達の「風神・雷神図屏風」尾形光琳の「紅白梅図屏風」など14点


サブタイトルが「どう味わうか」で、ウンチク無用で、どう見えるかを語ります。

「神奈川沖浪裏」では、ハイスピードカメラ(が存在しない時代です)の捉えた一瞬のような絵柄であることに感嘆し、小舟の人物に注目して「念仏を唱えて震えているのでは」と想像し、それらの全ての遠くにある富士を、この絵柄の中での富士の位置づけは小さく済ませられることを考察します。

風神図を見ては「風袋という空の袋から風をおこす仕組み」を考え、

烏が2羽並ぶ様を見て「帰りの遅い娘を心配する夫婦の会話」を想像するといった次第。


もちろん、それらがそれぞれどういう絵なのかも説明するのですが、何となく、その自由に思い浮かぶことを書いている部分こそが、「見たいように見ればいいではないか」という主張に思えます。

比較的たくさんの美術館などを巡っている割には、あまり美術史的知識が博識ではないので、その作品が好きか嫌いか、でしかものを見ない私ですけど、別にそれでいいよね、と思わせてくれる点でありがたい本ですね。


あと、最近の感覚では、長谷川等伯はあまり私の好みではない、という風に感じているのですが、それが何に起因するのか、赤瀬川流の感じ方と比べたりすると何かヒントがつかめるかも、という「別の視点」にも使える点で面白い本だったかな。



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ロドリゲスインテリーン
2009/11/15 16:12

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