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zoom RSS 本「シッダールタ」

<<   作成日時 : 2008/04/20 11:53   >>

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私は、ヘルマン・ヘッセの作品をこれまで読んだことがありませんでした。普通、小学校高学年くらいに対して「車輪の下」が推薦図書の中に入っていますよね。今回は、偶然、この本を預かる機会があったので、先ずは読んでみました。

シッダールタ」とは、釈尊、仏陀、仏教の創始者の俗名ですが、この本は釈迦の一生について書かれたものではありません。遠い過去の時代のインドに舞台を置き、修行と求道と悟りについて書かれている本ですが、仏教の解説書でもありません。


この中でシッダールタとされている一人の男が、知恵を求め、真実を求め、富を求め、愛を求め、平穏を求め、そして、全てのことは一切の中にもあり、喜びも悲しみも悩みも穏やかさも、流れの中にあって全てが変化し続ける同じものであるという心持を得るまでの物語。思想そのものは仏教の世界に通じますが、仏教の肯定でもない気がします。

若きシャッダールタが対話する相手として、釈尊がモデルではないかと思われる仏教の覚者ゴータマという人物が現れるのですが、大きな影響は受けるものの、シッダールタは結局その弟子にはならず、「僧」としては生きません。

いつも自分と対話し、他の語ることに耳を傾け、でも言葉や知識や思想といったものに執着するのでもなく、過去にこだわらず、未来に拘泥せず、あるがままに生きようとします。

知識は伝えられるが、知恵は伝えられない、感じたことも伝えられないし、世界の真実は言葉にならない。ただただ、聴くこと、感じることによってのみ、それと同化することができる、という風に読みました。

小児人たる私には、不安と後悔と悩みのつきない世界ではありますが、いつかこんな本を読んだことを思い出す日もあるのでしょうかね。
シッダールタ (新潮文庫)

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