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zoom RSS 本「ウサギはなぜ嘘を許せないのか」

<<   作成日時 : 2007/01/03 22:57   >>

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昨年末の病院通いの最中に丸の内の丸善で買った本。なぜか監修をやっている山田真哉氏のサイン本が、十数冊ほど積み上げられていたので、待ち時間用にいいかな、と何となくその一冊を取り上げて買ってきました。

コンプライアンス本だって言われてしまっては、えせ法務が仕事の私はスルーできませんからね。副題が「後ろ指さされずに成功する新・ビジネス読本」というのはちょっと笑ってしまいましたけど。新年早々、パソコンの立ち上げ作業をやっていたので、その待ち時間にぱぱっと読んでみました。


150ページほどの薄い本なので、読むのに1時間もあれば十分。で、肝心の小説をざっくり語ってしまうと「『それじゃ正直じゃない、正しくない』と思うことはしない」という価値観を持って愚直に遠回りとも思える人生を歩んだ人物が、スマートに「ちょっぴり狡賢く」立ち回ったつもりの友人たちが最終的に破滅するのを尻目に、最後は幸せをつかみました、というお話。その意味では、主張は一つで、何年か前に流行った「チーズはどこへ消えた?」みたいな寓話本だけど、誰にでも分かりやすく作ってある意味では、いい「コンプライアンス本」なのかも。


実際、私の仕事を表向きは法務とカテゴリーをつけて説明しているけど、私が普段行っている自己紹介を聞いた人は私が「占い師」と名乗っているのを知っているはず。

法務の仕事に厳密な意味での法律が必要なことは少なく、ゆえに法務部門が、法律に違反していないかのチェックと契約書の文言書きのみをしているのならお仕事は非常に簡単。それしかしないのなら、法務屋なんて穀潰しとあまり変わりないです。
実際に相談に乗る案件で、個人的に何かこのビジネスは変だと思ったら、大体それは、モラルに関わるところで何かがおかしいというのがせいぜいで、そのモラル違反を正すために法律を武器に使って、当事者を叱り付けたり、部門長を諌めたりしているに過ぎない。だから、私のアドバイスはいつも相手に通じるとは限らないし、職掌柄若干悲観主義の傾向もある。
だから、こういうことをしているとこんな風になっちゃうよ、という話ばかりしている占い師。下手すると、この相談者の思考の傾向をプロファイリングしたり、説得するのと叱るのと痛い目に遭わせるのとどれが効果的か、とか考え始めたります。
ゆえに、コンプライアンス屋こそ、たくさんの知識と、強い説得力と忍耐力、社会一般における平均的な善悪判断(その会社において捻じ曲げられていない善悪判断)を持ち合わせていないといけないはず。

だから、「きちんと正しくあること」を保つために周囲の人と衝突ばかりする人生を歩むエドの大変さは、何となく共感できます。

私にはうさぎのアリはいませんでしたし、人生において後ろ暗いところ一つないなどと言えるものでは到底ないですけど、「後ろ指さされる身にだけはなりたくない」という想いがあるので、それで何とかやってこれたのかな。

でも、「正しくない」ことをするのって楽なんですよね。小狡い行為で何となく乗り切ってのうのうとしている人というのも、別に心当たりは誰にでもあるだろうし、「要領のいいやつ」に、そいつのやっていることに対する不愉快な話を持ち込むのは、それなりに酔狂でないと出来ないことでもありますし。

だから、問題を指摘しようとしているエドが抱く「勇気に満ちた誇らしい気持ち」ってのは分かるような気がする。仕事としてはとんでもなく面倒くさい話なんだけど、そのトラブルを処理する羽目になること自体は私のストレスになっていないしね。私の場合、周りの連中は一体いつになったら学習するんだね、というもっと大きなストレスがあるので、心地よい生き方が出来ないのが残念だけど。

でも、何かをとりつくろったり、巧妙な手口で結果を整えるのって、私がやっていることよりもっと面倒でつまらなさそうに見えるんですけどね。
ウサギはなぜ嘘を許せないのか?

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