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zoom RSS 【本】星新一訳「竹取物語」

<<   作成日時 : 2005/07/06 22:14   >>

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ショートショートの第一人者だったSF作家による「日本最古の物語」の現代語訳。中学時代に友達に薦められて以来、作品のかなりの程度を読んできたつもりだったが、まだ、こんな隠し玉があったとは。奥付の発行日付を見る限りでは、サイン会に出かけたりしていた頃の本だから、気付いていてもおかしくないのだが...

星新一訳 「竹取物語」角川文庫

私も、多くの日本人と同じく、どこかで「かぐや姫」の物語は見ているはず。とは言え、古文はあまりやっていないので、「竹取物語」は読んでいない。かぐや姫の話だって、竹の中から出てきたことと、たくさんの求婚者に難題を突きつけて追い帰したこと、満月の日に月に帰ったことくらいしか記憶にない。

星訳ともなれば、竹取のおじいさんはエヌ氏とかエフ氏と言う名前なのではないか、最後にブラックなオチが付けられてしまうのではないか、というのは冗談で、真面目な現代語訳。作者による注釈がついているのが「閑話休題」的ですが、「こんな組み立てでお話を作るとは!」みたいな作者の感想を混ぜてきているので、お話の流れとしてはちょっとぶつ切りにされてしまっている感じ。全編を通じて物語の世界に潜りっぱなしにはなれないです。

多分、今回初めて知ったことは以下のとおり。昔話の正確な内容って頭に無いものですね。

○かぐや姫の要求した品物はこの5つであること。
 ・み仏の石の鉢
 ・蓬莱の玉の枝
 ・火ねずみの皮衣
 ・龍の首の玉
 ・つばめの子安貝

○求婚者の中から死者が出ていること。

○最終的な勝者(?)がみかどであること。

○姫は「流人」であったこと。

○月に帰った後、お話の締めの舞台が「富士山」であること。


作者も、ショートショート内の風景描写に特定の時代の風俗をいれず、分かり易さを求めて言い回しの手直しをし続けると、作者の特徴が失われていって、最後にその話は「民話」化するのではないか、ということを何かのエッセイで言っていた気がしますが、もしかして、その証明をするために、「民話」を「小説」に戻す実験をこの現代語訳でやってみたのだろうか?
竹取物語 (角川文庫)

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「【本】星新一で思い出すのは
ロンドンのテロ、アスベストの被害は2010年以降本格化とテレビ、ラジオをつければ、いやなニュースばかり。星新一の話を思い出して気晴らしします。さびしいのでトラックバック使います。失礼します。 ...続きを見る
散策
2005/07/07 21:23

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
昔、映画になったね。映画のできはノーコメントw
主演の沢口靖子の演技が(ry
ただ、ラスト、UFOがかぐや姫を迎えに来るというのは、
かぐや姫宇宙人説に通じていておもしろいと思った。
おだた
2005/07/08 10:20
宇宙人説つながりで、浦島太郎も助けたのが亀ではなく、宇宙人だった、という説がある。
助けた亀(宇宙人)に竜宮城(他の惑星)につれてゆかれ、火星じゃないけど、人知の及ばない体験をして帰ってくる。
しかし、光速で飛ぶ宇宙船で飛行して帰ってきたので、ウラシマ効果で浦島太郎だけ年をとらなかった。
玉手箱の効果は謎だけどw
おだた
2005/07/08 15:01
文庫の表紙が十二単を着た女の人(「東宝」提供の写真)で、星新一の本にしては違和感が強かったんだけど、あの女の人って...そうだったのか。
かぐや姫は月に帰り、浦島太郎は鶴になって飛んでいった、異質な人はその社会に溶け込まず去ってしまうわけですね。

ウラシマ効果についてはとりあえずこちら。
http://homepage3.nifty.com/iromono/kougi/timespace/node28.html
いーわん
2005/07/09 10:30

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