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zoom RSS #新海誠展 −「ほしのこえ」から「君の名は。」まで−

<<   作成日時 : 2017/07/21 22:19   >>

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監督の商業デビューから15年、ということで今までの全作品に関する資料を揃えた展覧会をやる、ということ自体がとっても異例(アニメ監督でそんなことしたのってそれこそ限られし者なのでは・・・)で、それをさらに全国巡回で、というところで大いに驚いたわけですが、昨年の、君の名は。大ブームって、そんな企画が通るほどのインパクトだったのですね・・・


『新海誠展 −「ほしのこえ」から「君の名は。」まで−』(公式サイト)

関連情報を提供しているtwitterアカウント
http://twitter.com/Shinkai_ten

http://twitter.com/shinkai_works


何度か書いているとおり、デビュー作のほしのこえから、各作品を数年遅れで観る(君の名は。が映画館で観た初めての作品)、みたいな感じなので、「ファン」とは言いかねる部分があるのだけど、アニメーションというよりも映像詩であるとずっと思っているせいで、補完情報(小説版や設定資料を読まないと背景や心情が分からないみたいなことがよくあるので)があると気になってみてしまう、という程度には取り込まれています。

「君の名は。」展(2017/03/07)

三島で「新海誠」展(2014/07/17)

画像




で、先日のカメラ買い替えによる「どこかに出かけてカメラを使ってみたい」と、この展覧会の最初の展示が三島で始まった、の両方の要因で、ちょっと電車に乗って出かけることに。

東京にいるのだから国立新美術館に来るまで待てばいいのだけど、巡回展は会場が違うと展示しているものが変わるし、

三島の大岡信ことば館で行われる「ことばの展示」は、どうもそこのオリジナルらしく、他の会場では見られない可能性があったので、それ目当てってことで(逆に東京開催時には三島開催時よりも展示資料が多くなる、という情報もあるのだが)。


#新海誠展「ことばの展示」は、館長がひとつひとつ業務用の大きいスチロールカッターで手作りしています 3Dプリンターじゃないんですね…ちなみに色付けもスタッフが参加しています 工場みたいですね…そして館長が壁にひとつひとつ貼っています 壊れやすいので要注意なのです。ぜひご注目を
https://twitter.com/kotobakan/status/872353880083968000

や、下記の記事に載っている写真で分かるとおり、

『ほしのこえ』から『君の名は。』まで! 新海誠監督のこれまでがわかる「新海誠展」をレポート(アニメイトタイムズ)

新海誠の15年間を完全網羅!『ほしのこえ』から『君の名は。』まで、450点を一挙に展示! 企画書や資料、主題歌と「言葉」で振り返る!(ダ・ヴィンチニュース)

ジブリが飯を描くように、新海誠は街を描く(小原篤のアニマゲ丼):朝日新聞デジタル


まるで漫画で登場人物のせりふが実体をもってドーンと表現されるかのように「映画での印象的なせりふが多数展示」されているので、少なくとも各作品を「聴いた」ことがある人が行くと、その文字から音声を脳内で再現できてしまいそうなので、それを体験できるかな、ということで。

例えば、
オープニング(予告編でも出てくる)の瀧と三葉の掛け合いのようなせりふの展示が、そのまま聴こえてきませんか?


このことばの展示が、とにかく大量で、それぞれの映画のキャッチフレーズは当然として、エンディングのモノローグなどもそれぞれしっかり具現化されていたりするので、当然ながらネタバレ配慮もなにもない状態です。

特に、君の名は。は主人公の二人の掛け合いというか、重なり合うモノローグ描写が多いため、
「ことばの展示」も瀧のセリフと三葉のセリフが互い違いになったり重なり合ったり・・・
最後の「君の名は」の二重表示は、その周囲に掲示されている資料との兼ね合いもあって、映画観賞者なら、ただそれが目に入っただけで泣かせることができそうなパワーがあります。

その代わり、立体文字が、「ある角度から見た時に文章となって人の目に刺さる」配置で展示されているので、拝観者で混雑していると楽しみにくいかもしれないのですが。

というわけで、個人的にはそれが楽しくて、ずっと展示会場をのんびり(私が行った日は、会社の休業日なのだけど、世間的には平日だったので、何十人も追い抜かれた結果、広い展示室に私しかいない、みたいな体験も出来た)周っていたのだけど・・・


主な展示は、各映画の絵コンテ、作画指示・修正、企画書などの資料群の展示。

ここの表情はこんな感じにしてほしい、体の動きをこんな風に、光の加減はこう、といったのをどんな風にしたかったのかが分かる資料が、全作品分用意されています・・・まぁ、最初の作品「ほしのこえ」は、監督が一人で全部(ご本人以外の要素は完成版のヒロインの声だけ)創られているので、作画指示みたいなものはないですけどね。


ただ、恐ろしいことに、「君の名は。」の関連資料が、クライマックスの二人の出会いからラストシーンまでに関する絵コンテと作画資料(だからラストのせりふの展示が刺さる)で、全体展示の1/4くらいのボリュームになっているので、「最新作だけで過去作は全く観ていないのだけど」な人でも十分に行く価値があるかも。


他にも各映画の主題曲のミュージッククリップの展示(スピーカーは指向性だが、当然音が漏れるので、展示会場を巡っているほとんどの時間、作品のどれかの主題歌が聞こえている状態になる)とか、

「星を追う子ども」の主題歌展示の脇に流している映像は、映画公開後に作られた主題歌用のミュージックビデオで、本編にはない新規カット(それぞれのキャラクターの本編で描かれる以前のエピソード等)がふんだんに入っています〜
http://twitter.com/shinkai_works/status/870864500227887104


各映画の印象的な小道具である

秒速5センチメートルでの「ヒロインの手紙」、「主人公が乗っているバイク」、
星を追う子どもの「鉱石ラジオ」、
言の葉の庭での「主人公が作る靴」、
君の名は。の「組紐制作用の丸台」の実物と、


展示会場の最初と最後の展示物である「監督が使っていたパソコンセット(ほしのこえを作成していた時のPCと君の名は。を作成していたときのPC)」が観られるので、

あまり細かいアニメーション制作過程に興味が無くても、映画が楽しめたのなら面白いと思えそうな展示物は揃えているかな、という印象です。



個人的に面白いなと思ったのは、この3つ。

展示パネル
風景は辛い時、苦しい時、一番手近な"救い"になってくれると思うのです。
どうしようもなく気持ちが届かないときも、俯瞰で引いてみれば、人は美しい風景に包まれていて、大きな世界と繋がっている(秒速5センチメートルのパンフレットから引用)



君の名は。エリアを歩いているときに、
テーブルの上に板が置いてある展示があったので何かと思ってのぞき込んだら「ケーキの原画5枚分」だったこと。
誰もいないのを幸いしばらく笑い転げてしまいましたがね。


最後の部屋の壁3面を使って大型ディスプレイを並べて、それぞれ表示している「新海誠の四季」、「新海誠の都市」、「新海誠の空」、「新海誠の田舎」、「新海誠の異世界」と題するビデオクリップ。映画で描かれていた背景映像だけを編集してあるところがケッサク。映画のメインが人物やストーリーではなく、空や背景なのかもなぁ、とも思わせる部屋。



あと、大岡信ことば館の常設展示部分に行くと、大岡信の女性関連のエッセイ(マリリンモンローなどを採り上げたエッセイ「風の花嫁たち」という本があるそうで、その本からの抜粋引用パネルは大変面白い)があるので、せっかく行くのであればそちらもぜひ。

ついでに三島には、
観光なら
三嶋大社
楽寿園ハート型のうろがある木なども)、
食べ物なら
うなぎ
三島コロッケ

などもあって、ことば館がある駅北口側から、これらの観光スポットがある南口側に渡るのがちょっと大変だけど、せっかく行ったならそちらに行く時間も残せるといいですね。


#新海誠展 の展覧会会場に設置した感想ノートを見ると、気づいたら何時間も観ていて、おなかすいた〜という書き込みがちらほら
大岡信ことば館のある三島駅北口近辺には、お寿司の「魚河岸」や、カレーライスやピザもおいしい「箱根ベーカリー」が気軽で人気です

https://twitter.com/kotobakan/status/887510651924434944


前に国内を巡回していた「君の名は。」展は台湾や韓国などの海外に出かけて展示が続いているようだし、前作の「言の葉の庭」で採り上げられた万葉和歌を解説する展覧会が奈良で行われていたりするようで、

映画公開から1年経っても、まだまだ活発に作品世界を拡げていますね。

こい・孤悲・恋 ―アニメ「言の葉の庭」〜漫画・日本画―
http://www.manyo.jp/event/detail.html?id=191

会期:平成29年7月15日(土)〜8月27日(日)
会場:奈良県立万葉文化館
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
開館時間:午前10時〜午後5時30分(入館は午後5時まで)
観覧料:一般 800円、高校・大学生 500円、小・中学生以下無料



『新海誠展 −「ほしのこえ」から「君の名は。」まで−』
http://shinkaimakoto-ten.com/

2017年6月3日(土)〜8月27日(日)
大岡信ことば館(静岡)
https://kotobakan.jp/

2017年9月2日(土)〜10月29日(日)
小海町高原美術館(長野)
http://www.koumi-town.jp/museum/

2017年11月11日(土)〜12月18日(月)
国立新美術館(東京・六本木)
http://www.nact.jp/

2018年1月3日(水)〜2018年2月25日(日)
札幌芸術の森美術館(北海道)
https://artpark.or.jp/shisetsu/sapporo-art-museum/

2018年7月21日(土)〜9月24日(月休)
北九州市漫画ミュージアム(福岡)
http://www.ktqmm.jp/

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