いーわん情報源 たまには日記

アクセスカウンタ

zoom RSS 「超・日本刀入門〜名刀でわかる・名刀で知る〜」展に行ってきた

<<   作成日時 : 2017/01/23 20:21   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

正直に言って静嘉堂文庫美術館は、数年に一度「曜変天目」を見に行くチャンスの時に訪れる場所・・・と断じてしまうと大変失礼なのだけど、どうしても茶道具のコレクション(あとは古典籍)のある場所と認識していて、名刀のコレクションがあるというのは今回初めて知りました。


で、せっかく120振ものコレクション(その中には国宝が1振、重文が8振あり、織田信長や豊臣秀吉が持っていた刀もある)があるのだから、美術ファンでも「よく分からない」と敬遠しがちな日本刀の解説がてら、その所蔵品のうち厳選された貴重な30振をお披露目しよう、というのが今回の企画展なのだそう。

たまたま、

静嘉堂文庫美術館 「超・日本刀入門」特別鑑賞会のお知らせ(弐代目・青い日記帳)

というご案内をいただいたので、「日本美術の展覧会も行くが日本刀のことはよく分からないのでスルーしがち」というターゲットど真ん中な私も混ぜていただくことにしました。


静嘉堂文庫美術館

画像


昨今は、刀剣乱舞というネットゲームのおかげで刀の種類や来歴に興味を持つ人が増えたこともあって、日本刀に関心を持つ人が増えた今がチャンス!という側面もあるのだとか。

でも、刀の名前だけ分かったとしても、その刀を実際に観たとして「何をどう見たらいいのかさっぱり、なのは事実」。何せどっからどう見ても「人も斬れてしまう大きな刃物」でしかないし。

せいぜい、

長さがいろいろ、反り方の大きい物と小さい物がある、

なんか飾られているのを観ると刃の部分が上向きにしてあるものと下向きになっているものがある、

とかいった程度で、刀の鞘(拵え-こしらえ-)の方が装飾もあったりする分楽しめるかな、と。

今回、実際の刀は、鍛えた鉄の塊たる刃の部分も含めいろんな部品から成り立っていて、それぞれにその造り方に基づく見どころがある、というのを勉強することができます。


なにせ、入ってすぐに「太刀」と「刀」という言葉が違うものを指していることから説明してくれます。ついでに入室前に「刀剣鑑賞はじめの一歩」という力作のパネルがあって読むの大変ですけど情報量が多くて必見だったりします。

注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。

画像



で、いきなり国宝と重文のオンパレード。

画像


一番下にあるのが「押形」というもの。これは刃文という、刃の部分にある波みたいだったりする模様を写し取ったもので、今回の展覧会のために作成され、その模様の特徴や見どころが書き込んでいるもので、それを見ながら、実際の刀の模様をチェックすると分かり易い、という仕組みになっています。

まぁ、日本刀は照明を反射してしまうので、同一の方向から見てても全部の模様を観ることはできないから、少し背伸びしたり、横から見たり、中腰になったりと自分の目の位置を変えていかないと、「この押形の模様、実物では見えないよ?」になりかねないのだけど。背の高さにもよるけど刀を見上げる感じにしないとよく見えなかった印象があるので、中腰や膝立ちもいとわない感じで行くのがオススメ。


で、そんな模様の違いを見分けるのが何になるのかとも思ったのだけど、

文様の違いは、「その鉄を鍛えたときのやり方の違い」によって異なる形になっている
→ 刀の切れ味の違いに繋がる(はず)
→ それを見分けられる、すなわち武器の性能を見極める能力に優れる?

ということなんですかね・・・


後半に行くと、こんな感じで、来歴(著名人が持っていたこと)で関心を惹きそうな刀の展示が。

画像



織田信長が武田家討伐の功績に対して滝川一益に与えたもの、豊臣秀吉が形見分けとして直江兼続に送ったもの、といったものが出てて、昨年盛り上がった大河ドラマ「真田丸」のファンに受けそうなものがあったりして面白いです。


まぁ、観方を教えてもらえるとはいえ、その「この文様であることがなぜ素晴らしいのか(綺麗な風景などと違って「美しさ」として私の中でぱっと納得できるわけではない)」は分からないというか、

多分、「素晴らしい文様」は「美しい」以前に「良い刀(切れ味がいい等)」であることの証である側面が強くて、刀を実際に使って何かを斬ることから遠くなった私には本質的に分かりにくくなっているのかもなぁ、という印象も。


その場合でも、刀とセットになるべき工芸品である、拵えや印籠、三所物といった工芸品群があって、「凝ってるなぁ」とか「また、こんなところでも『テーマで揃えました』みたいなことをするのか、本当に昔から好きねぇ」とかいった楽しみ方もできます。

画像



なお、刀以外の見どころといえば、重要文化財の「平治物語絵巻」も公開されていて、入口のところに展示されている屏風絵とともに「描かれた刀」を観ることもできるので、実物とそれがどう描かれているかを見比べることができる、という楽しみ方もできます。

ゲームのファンなら「もしこの刀を擬人化するとしたら」とかいう楽しみ方もできたりするのだろうか・・・ということで、ゲームやってる友達向けに「刀の柄の手ぬぐい」(他にツバの文様の手ぬぐいもある)も買ってみたり。

画像



以前に刀の展覧会やったときは曜変天目を展示したときに比べて1/4、みたいな感じで来館者の差をつけられたそうなのだけど、陶器や漆と比べてもそん色ない美意識と技が注ぎ込まれた日本刀の復権が出来るといいですね。


注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。


ちなみに、ここの至宝、曜変天目についての記事は以下参照。

曜変天目茶碗を見に行ってきました(2008/04/08)

廟所を守る曜変天目(2013/03/07)


名称:超・日本刀入門〜名刀でわかる・名刀で知る〜
会場:静嘉堂文庫美術館
会期:2017年1月21日(土)〜3月20日(月・祝)
休館日:毎週月曜日(3月20日は開館)
開催時間:午前10時〜午後4時30分(入場は午後4時まで)
入館料:一般1,000円、大高生700円、中学生以下無料



刀剣鑑賞の基礎知識
宮帯出版社
得能 一男

Amazonアソシエイト by 刀剣鑑賞の基礎知識 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル





テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
「超・日本刀入門〜名刀でわかる・名刀で知る〜」展に行ってきた いーわん情報源 たまには日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる