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zoom RSS 本「ジュエリーの世界史」

<<   作成日時 : 2017/11/16 22:33   >>

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最初、「ジュエリーの」世界史なのか「ジュエリーの世界」史なのかどっちなのだろう、などと思いながら手に取ったのですが、後者の本だった模様。

山口遼 『ジュエリーの世界史』(新潮社)

『ジュエリーの世界史』宝石商という商売(著者あとがき) − HONZ


試しに検索をしたら、この本を紹介するサイトが2つ見つかったのだが、出版社のサイトはともかく、このHONZの紹介(提供されたデータをそのまま載せただけだろうが)には不審な点が・・・この本に「著者あとがき」なるものは無いのですよ。では、ここに書かれている内容は一体。


私も、日本の男性でありがち?な宝石・宝飾品を身に着ける機会が少ない日常生活を送り、残念ながら誰かに贈ったりすることもない人物。
綺麗にカットされたダイヤモンドなどの宝石は基本的にお金持ちのもので、私にはあまり関係ないよね、の方に近いのですが・・・

一応、カフリンクスネクタイピンラペルピンなどを持っていて、夜の会食時用などにたまーに付けて歩いているうえ、黒蝶貝の上に真珠をあしらったカフリンクスとか、ごく小さなダイヤを載せたタイピンも所有していて、「宝石=虚栄、要らないもの」とは思っていない。手が出せるかどうかと似合うかどうかはともかく、さすがに良い物は格好いいと思うし。まぁ、使いどころがないなぁとは思っていますが。


でもって、中国や日本の宝飾品だと、玉器、勾玉の類しか認識していなかった私が、まともに宝石やら宝飾品というジャンルを認識したきっかけは、「ロシア皇帝のイースターエッグ」。たまたまミキモトの招待券を手に入れ、部屋いっぱいのイースターエッグを観に行って、「お金持ちはとんでもないことをする」と思ったのが最初。


この本は、そのイースターエッグを制作したファベルジェや、ハリーウィンストン、ティファニーなどの宝石商といった、「宝石にまつわる人物」、

「動物の骨、貴石で髪や服、首回りを飾った時代」から、宝石のカット、周りの飾りを洗練させ、ネックレス、指輪などが時代とともに変遷していった「宝飾品史概説」(ファッションの変遷により今ではほとんど誰も身に付けない「フィロニエール(額を飾るもの)」や、流行り廃りの話としてのアールヌーヴォーなどの話が出てくる)、

希少な天然真珠のためにあちこちで絶滅するまで採り尽くされた真珠貝に代わり、養殖ものが世界を席巻するまでとか、
ダイヤモンドとはどうやって採掘されているのかや、あの「ダイヤモンドの値段を高く保っている販売システム」のこととかいった「宝石業界の話」、

といった風に、宝石を使って身を飾った人、飾らせ方を工夫し人に広めた人についての話を網羅したもの。

アイルランドやアフリカといったなかなかお目にかからない宝飾品や、実は現代技術で再現が出来ていないエトルリアの金細工(本に載っていないが、確かロシア南部の草原民族スキタイも高度な金細工を作ってたはず)などの話もあり、多少は宝石に興味ある、という人でも知らない話が載っているかも。


興味ないって人には、「身を飾るorそのためのものを作り出す」人たちがどんだけクレイジー(褒め言葉)か、ここにも「オタクの業」が見いだせるから面白いよ、ってことで。


さて、上で紹介した「あとがき」は何だったかというと、実は本文の各所から抜粋した文を再構築して「要約」としたもの。ちょっと中身を見てから・・・と思うようでしたら、そちらで確認すると手間が省けるかと。


どんな商売にも、”商”と”屋”がある。宝石商と宝石屋の違いは、信用を通じて顧客により良いものを提供して、その過程で利益を求めるか、単に安売りで一時的な利益を求めるかにある。

実は最終章は「あとがき」ではなく、その宝石商とどう付き合うかの「文庫版付録 正しい宝石の買い方、教えます」なのだけど、もう一つ面白い文句があって、

人に関して言えば、ぴんと来ない社長がいる店も、あまりご一緒したくないと思うお客様がいる店も、あなたが買いものをすべき店ではないということです。

宝飾品が感性に立脚するものである以上、社長がぴんと来ない場合、その社長が仕入れている商品が自分に合うわけがない、ご一緒したくないと思うような人が好んで集まっているようなお店にあるものが自分の眼鏡にかなうわけがない、という話ですが、それって別に宝石に限らないわな。

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