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zoom RSS 本「知性を磨く― 『スーパージェネラリスト』の時代」

<<   作成日時 : 2014/08/18 22:31   >>

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熱い激情を内に秘めた穏やかな語り口での講演がいつも印象に残る田坂さんの新著ですが、ご本人に若干似合わない感のある、「高学歴の人物が深い知性を感じさせないのか?」という挑戦的な帯で話題になった新書です。

あっさりまとめてしまえば、

人間社会で生きていくに当たってぶつかる諸問題に正解なんか無いことの方が多い、

所謂いい大学を出て、お勉強が得意、といった人がそれまでやってきたことは「正解をたくさん覚えること」、

そうした人が「正解の無い問い」にぶつかった時に行うのが、「思考停止」、「単純な割り切り」、「正解を求めて更なる勉強をする」。


問題はその、「どこかにあるはずの正解を辿らなくては」、「それさえ分かれば(教えてもらえば)問題は解決」という態度であって、


「正解のない問題に一生をかけて取り組む」ために、物事を自分ごととして受け入れ、一歩一歩、自分で何かの回答を作り上げていこうとする態度を身につけ、

いつもやっていることの一つ一つをきちんと経験として自らの内に積み上げていかないといけない、
やっていることを、目の前の出来事を片付ける感じで観るのではなく、階層を変えて同じことを別の目線で観る習慣をつけないといけない、
自分のやっていることを客観視する視点を身に付けないといけない、

ということを行うとする心構えを持つことが必要で、その歩みの先に「あなたなりの知性」が出てくるはず、といった感じでしょうか。



個人的には、問題解決のための相談に乗る仕事、をしているので、私のところに日々やってくる人は「こうしたらいい」というアドバイスが欲しい人たち。

そこで厄介なのは、「状況や自分の立場、行わないといけないことが何かなどを整理しない(つまりこちらに説明できない)まま『とにかくどうすればいいのか決めて指示してくれ』と、こっちに考えることを丸投げする人」の存在。


仕方がないので、「これに関する状況がどうなっているのか調べて、何々がこうなっている場合に、あなたはこれこれについてある判断をしないといけないのではないだろうか」レベルの問題の切り分けを行うのだけど、

おかげさまで「ちゃんと指示してくれない」とか「検討を頼んでいるのにこっちに質問ばかり返してくる」といった評判をいただいてあります。

この手の「正解をてっとり早く教えてくれれば、自分は楽に失敗しないで済むのだから何とかしてくれ」的なメンタルが私には謎でしょうがないのだけど、少しその存在理由が分かったかな、というところ。


私自身も、「正解があれば楽なのにな」と思うことはあるけど、「この問題をこういう風に解決するのでいいのかな」と日々悩む生活なので、そこから知性に繋がるような視座を養っていかないといけないのでしょうね。

それこそ一生終わらない問いだから、遠い山を見上げている気分になりますが、そのための杖みたいな本、でしょうか。




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