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zoom RSS 本「民法はおもしろい」

<<   作成日時 : 2013/10/18 22:28   >>

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民法学の教授が、一般市民ももっと民法に親しもうよ!ということで作った本。というわけで、新書のターゲットは法学士や法博士ではないのだけど、後半は、現在進行形(本の出版は2012年末)の民法改正論議で何が起ころうとしているのかの解説なので、微妙にハードルが高そうな本です。


「一般人は保証人にはなるな」とか「中小企業向けに新たに法整備されつつある流動資産を活用した借入」とかいう話を混ぜつつ、

民法ってのはどんな成り立ちで、どういう使われ方をしていて、自分たちの生活や事業にどう関わるかという話、


でもって、私ぐらいの年齢の法学士たちには、

最近は、特別法の整備や現代語化、債権法部分の改正論議などで民法の使われ方の流れが変わってきているので、かつて習った民法の勉強と、その使われ方の知識は古くなっているから、昔の知識で問題解決を誤らないようにちゃんと見ておいた方がいいよ、という「学生へのアフターフォロー」
(「出損」という単語が民法から無くなっていたなんて気づいていなかった・・・勉強不足すぎる)


を踏まえて、「今、民法は改正されようとしている。法律はお上が作ったものを守らないといけないだけのものではなく、自分たちの意見も取り入れてもらって、仕える規定にしてもらうこともできるのだから、ちゃんとそういう動きも知って、自分たちがやりたかった取引、必要な制度、家族の関係などが盛り込まれた民法が作られるように見ていこうよ」という話をしている、といったところでしょうか。


だから、今、改正論議でこんな話があるけど、こういう問題がある、それでいいかどうかを考えるのに、自分たちの意見を言わなくてもいいの?みたいな問題提起である、後半部分に力が入っている感じ。

その後(2013年)の改正試案発表とパブコメ募集を経たので、それらの議論には既に「後日談」が出来ているのではないかとも思われますが、その辺はまた調べておかないと、ですかね。


例えば大企業の取引のために有用な条文は、その相手になる中小企業や個人にとっては「面倒くさい」可能性もあるし、

判例に基づいて確立している考え方でも、特定の取引限定で認められているものを他の取引でも一般原則ということにしてしまってもいいのか、という話もあるし、

そういった、誰かと誰かの関係(取引でも婚姻・親子でも)を規定するからには必ず両面性がついて回るのであるから、利害の調整のためには、いろんな立場の人が意見を出さないと見つからない視点もあろう。

ただ、逆に弱者(相対的な概念)が自分の権利だけを振りかざされても困るように、そこには節度も求められるのだけどね、という話は大事。


最終章に、

十分な判断力と、他社と社会に対する思いやりを持ち、自己決定、自己責任の態度を取きれる市民=civiliserされた市民

にならないと、という話があるのだけど、これって「独立自尊」の言い換えでもあるのかな、という気が。甘えの体質をどう変えるかは民法以上に難しいですね。




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