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zoom RSS 本「ビジネスパーソンのための企業法務の教科書」

<<   作成日時 : 2013/04/17 22:38   >>

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たまには仕事の本。日本最大規模を誇る西村あさひ法律事務所が、リーガルトピックスに関して各弁護士に執筆させたコラムをまとめた本、ということなので、出版から1年経っている以上、執筆からは2年くらい経つものもあるわけで、だんだんと内容が古くなってきているのはやむを得ません。

正直、M&A、労働法、紛争対応、知的財産、独禁法、事業再生、企業不祥事対応、ファイナンス、税務、海外進出に関する法律問題の10章構成のトピックス全部に関わりがあるビジネスパーソンというのはほぼいない(役員等の経営者は別)と思われるし、

原典が、Web掲載の「最近の法律変更や判例などのリーガルトピックスの解説コラム」である以上、

例えば労働問題の基礎的な考え方、みたいな部分は大方すっとばして(まぁ、読み手はそれを知っていて読んでいるのが前提だろう)「最近はこのようなことがこのように判断されている」という話になってしまうので、

普通に営業とかで管理職やっているくらいの人が、「あんまり法律関係には詳しくないのだけど、最近は違法とかコンプライアンスとかうるさいから勉強でもするかなぁ」で手に取ってしまうと大惨事になってしまう気が・・・


この本は、

なかなか周囲に相談者がいないのだけど、立場上間違えた判断が許されない「一人法務」とか、「部下に法務専門家がいない総務セクションの責任者」みたいな、大雑把に問題点自体は認識しているのだけど、その問題をどう処理したらいいかについてはそれほど自信がない、といった感じの人に、

「なるほど、そういう点に注意して、こういう相談を弁護士にすればいいのね」と誘導をかける本であって、


普通の営業担当者とかに法務的に適切な判断の仕方について俯瞰的な教育を行う本ではありません。


私みたいに、普段は契約書関係の仕事しかしていないから、M&Aとか税務とかの最近の動きについてはさっぱりだけど、バックボーンとしてその手の知識も持っていないと、全般的な「助言」の任には耐えられないので勉強しなくては、といった人には、トピックスが整理されて短くまとめられているので、ざっと押さえておいて、必要になったらもっと読み込めばいいか、という感じで役に立つのだけど、

別に普段法務的なお仕事をしているわけではない人がこれを読むと、全ての問題が同列に並んでしまうので、問題の深刻度合や、そのトピックスの重要性の判別とかもできずに、「何かいろいろと問題があって、難しいうえにそれに対してどうしたらいいかもそう明確に分かるわけではないのか、困ったな・・・」になりかねない気が。

読む人を選ぶのを除けば、よくまとまっていていい本ではあるのだけど、「教科書」とタイトルをつけるのには異議があるなぁ。





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