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zoom RSS 本「中身化する社会」

<<   作成日時 : 2013/03/22 22:57   >>

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「中身化」って何?というタイトルではありますが、「表面を取り繕うことで済ませられない時代がやってきている」ということを、様々な最近の出来事、識者の言論などを組み合わせて紹介している本、といったところでしょうか。


「中身化する社会」=「自分を作品化する」覚悟が必要な時代(空気読み一人シンクタンク)

という記事を受けて即座にポチった一冊。

その行動を促したのは、 もし人々が使い捨ての商品ばかりを求めるなら、僕らの仕事もいつか使い捨てにされることに驚いてはいけない。このサイクルを突破するひとつのやり方は、目を覚まし、品質を求めるようにし、そして、よく仕立てられて長持ちする、意味のある商品を買うことだと思う(p.20) の一節。


大量生産&消費の顔のない世界が行きつくところまで来て、何らかのブレイクスルーは、「個人が個人として立つ」ところにある、ということなのかな、という感じで読み始めました。

その読みはある程度、予想通りだったらしく、

本の扉は、オスカー・ワイルドの

Be yourself, everyone else is already taken. (自分自身であれ。「他の誰か」はすでに埋まっているのだから。)


でも、この本は、中身化なるものについて「こういう社会になる」と述べているわけでは必ずしもない。


私自身もtwitterとか実世界で見かけたような事件や出来事、誰かの言説などが、この本の中でまとめられて、それらからこんな社会の到来が読み取れそうだ、という仮説の本。

現在進行形の、未来に向けての道の話の一つを紹介しているだけで、この「中身を見極めることを重視する」新しいモードに皆が行くのかと言われると、個人的には「分化してこの方向に進む人たちと進まない人たちに分かれてしまう」でないかな、だと思っているのだけれど、

自分の本質(軸でも中身でも信念でもなんでもいいけど)をちゃんと持つべき、

な私は、たぶん自分の行先になるだろう方角を垣間見ておいた方がいいかな、という感じになります。


岡田斗司夫さんの「評価経済」論とか、

坂口恭平さんの新政府活動(自分がやりたいことを無視して、自分がやらないと誰がやる、ということをやらないといけない)、

平野啓一郎さんが著作「ドーン」で提唱した「分人」論(ラジオ版学問ノススメでこのことについて語っている録音もある)とか、

が挙げられたうえでこの本の中でまとめられている潮流は、


ソーシャルメディアが活用されることで様々なことが暴露される、取り繕えない、隠せない
→ 本質が見えてしまう 「中身化」

「イメージを作る」広告が通用しない

ライフログによって人生が「見える化」され、黒歴史も残ってしまう
→ 嘘がつけない 気が休まらないことで起きる「ソーシャル疲れ」

でも人は繋がりたい

先進国では、物質的な欲望を煽ってもうまくいかない
精神的な充足へ軸がずれてきている。


でも、与えられる情報で満足していては、ただの受け身の動物になってしまう。そこに自分の取捨選択や価値観ややるべきことを投影していかないと流されるだけになる。だからこそ「ものの本質」が大事な時代になる、かな?


ヒューマノイドロボットに関するNHKスペシャルが放映されたときに、「ロボットは人間の職を奪う存在になるか」という話が出てきたのだけれど、その答えの一端はここにあるのではないかな、と。

工場の生産ラインが、人間が並ぶ状態からロボットに取って代わったように、ルーチンをこなすだけの仕事から順に、人件費の安い外国の労働者やロボットに取って代わられるか、そのコストと競争になるレベルまで自分たちの給与水準が下がってしまう。

自分たちの存在意義と何をもって世の中の役に立ちたいか(これが「志」)を、個人でも会社でも何らかの製品やサービスでもきちんと立てないといかんよ、で、それが独りよがりでない形で立つ限りは、誰かが「『それを』欲しい」と言ってくれる、という話なのでしょうね。





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