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zoom RSS 本「昆布と日本人」

<<   作成日時 : 2013/02/11 22:00   >>

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何と言っても「明治維新は昆布のおかげ!?」という帯の文句が秀逸。明治維新と昆布、意味の全く予想できない取り合わせが本を手に取らざるを得なくさせてくれます。

実際、

『昆布と日本人』 コンブって、地味だけどすごいんです。(HONZ)

で紹介されている内容(本の内容が大雑把にだいたい書いてある)を見て、即買いしてしまいました。

著者は、敦賀で140年続く昆布商の社長、永平寺の精進料理で使われる昆布を納める御用商でもあるこちらの、昆布に関する深い知識と見識がいかんなく発揮された「昆布啓蒙本」といったところです。

昆布の老舗 奥井海生堂

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内容としては、

昆布というものがいかにすごいか(栄養学的に優れていることと乾物にすることで長距離の運搬に堪えることをキーに、北前船などの海運商業に与えた影響、ひいては・・・、と「帯」の話に繋がる部分)、

その昆布を長年扱ってきた自社の歴史(昔ながらの昆布商売が、太平洋戦争と戦後の洋食文化で打撃を受け、苦労しながらも「本物志向」の中で復活)、

昆布の産地や採取、出荷に係る生産現場の話と、それに基づく「味の違い」、ワインとの類似性、

昆布の旨味を引き出す調理(精進料理)と、家庭で出来る美味しい昆布の扱い方、「世界に羽ばたく」昆布、

ということで、昆布を取り巻く事情の全てが網羅的に話題になっている感じです。


個人的には、お正月のおせち料理に入っている昆布料理と、お刺身の昆布締め、昆布を使ったいくつかの菓子などが普段の接点で、おせちのための買い物で昆布を選んできたりする仕事はするものの、普段の出汁は鰹節や出汁の素で取っていて、昆布だしは自分で取ったことがない(出汁の素に成分としては入っているが)身であって、

たぶん、著者の「もっと昆布を食べてほしい」ターゲットの一人。

ヨードの摂取のために食べておいた方がいいとか、昆布の健康効果には興味がある、といったところで、昆布を食べる機会を増やす方がいいかな、という気分に。料理はまた頑張るとして、かなり手軽に作れる「昆布水」(183ページ)、とりあえず試してみようかな。

いいこともいっぱいの昆布だけど、温暖化や生態系サイクルの破壊の影響を受ける可能性もありそう。日本近海のみにしかいない種を食べているわけで、うなぎのように一気に絶滅危惧種にならないよう、気にかけておく必要もありそうですね。


でもって、この本を読んでいて、江戸時代の海運商業(出島貿易もそうだし、この本に出てくる北前船や琉球貿易も)って、あまり知らなかったなぁ、とも。地域の価格差を利用した仕入れと転売による利ざや稼ぎのビジネスモデルや、地域おこしの特産品流通、広域の物流によって可能になる新商品の開発など、昆布を起点に語られた話をもっと深めると面白い話がまだまだ出てきそうです。



昆布と日本人 (日経プレミアシリーズ)
日本経済新聞出版社
奥井 隆

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