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zoom RSS 本「明治の快男児トルコへ跳ぶ―山田寅次郎伝」

<<   作成日時 : 2012/07/28 06:46   >>

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昨年の忘年会に行くまで、この本の主人公、山田寅次郎という方のことは全く知りませんでした。こんな八面六臂な活躍をした方を知らなかったとは、という感じです。


快男児・山田寅次郎(トルコ大使館 日本とトルコの民間友好史)

という感じに紹介されている彼は、


若いときには、出版とか新聞作成とか政治活動とかもした

トルコの軍艦エルトゥールル号の海難事件に際し、全国を行脚して義捐金集めを行い、

外務大臣に、義捐金をトルコに届けるように頼みに行ったら「君が持っていけばいい」と言われ、本当にトルコまで届けに、

そこで、オスマントルコ帝国皇帝と会い、

陸軍幹部に日本語を教えることを頼まれたり(そこで日本語を教えた士官の中に、後のトルコ共和国初代大統領ケマル・アタチュルク氏も)、

日本産品を紹介してトルコとの貿易を仲介したり、

当時トルコを訪問した日本人を案内したりと大活躍。


残念ながら第一次世界大戦で、トルコと日本が準交戦国になったために帰国するものの、


帰国して後は、たばこの巻紙(ライスペーパー)事業を興して、国産煙草の生産に寄与したりする実業家に、

そして、山田宗偏(本当はぎょうにんべん)流の家元の養子だったこともあり、茶道の家元活動を行う、

とまぁ、「これ本当に一人の人生?」というくらいいろいろな事績が。


トルコといえば、先の大震災のときにも援助の手を差し伸べてくれたりする友好国で、「なぜか」親日。

その親日のルーツは、エルトゥールル号海難事件における日本人の対応と、日露戦争の勝利だといわれることが多いのだけど、その両方に関わり、トルコとの交流の端緒を開いた人物ということになるらしい。

環境、文化・習俗も大きく違い、遠く離れた国との修好というのは簡単なことではなく、相手は信頼できるのか、その国との付き合いに何かメリットはあるのか、どこに理解しあう土台を築くか、といったものが必要になってくるのだけど、

信頼などを築けるかどうかは、結局は、その国の人たちが見た相手国の個人の振る舞い。自分たちがその国を利用しようみたいなやり方でなく、「相手のために、その結果自分たちも」みたいなことをした人たちが、信頼を得たということ。


今の日本人が、世界の中でさほど嫌われ者になっていないのは、無数のミニ寅次郎が、様々な国で、その国のために働き、得てきた信頼の遺産のおかげ。

我々は、その遺産を食い潰していないだろうか。ちゃんと友好の良循環を回しているのだろうか。そして、自分たちで、どこかの国との友好を深めるために何かできないか。


日本ではあまり知られていないが、世界に旅立ち、どこかの国のために尽くした日本人、というものをもっと知りたいですね。




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