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zoom RSS 本「続・悩む力」

<<   作成日時 : 2012/06/22 22:08   >>

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姜尚中さんが4年前に著した新書「悩む力」は90万部ものベストセラーになったそうで、震災後の情勢も加えた続編を出した、ということのようです。元のは読んでいないのですが、こちらだけで感想を。


「○○力」とか「○○する力」みたいなタイトルは新書では一つのジャンルになっていて、概ね、「何かの解決策(ショートカット)を示す」本であるはずなのですが、この本は「悩む」力。全然、楽ができそうにありません。

では、悩む=考え抜く対象は何か。

「自分は何のために生きているか」


昭和時代の幸福といえば、「三種の神器を手に、マイホームで家族で暮らし、年金で悠々自適な老後」みたいなステレオタイプを手に入れることであったが、

今は、そのステレオタイプがとんでもなく贅沢なものになった以上、

そのステレオタイプが手に入れられないことを負け組と捉えると、世の中の大半が「負け」になってしまい、困ったことになる。我々はもっと、「自分は何に一番の価値を置いていて、何に感謝すればいいのか」を考えて、それぞれの「幸せ感」に基づいた人生を歩まないといけない。


そして、そのヒントを、100年前に様々な思索を行った夏目漱石やマックス・ウェーバーらの著作を引用する中から見つけ出す、

という「自分の行く道を見失った人」に「悩む時のヒント」を指し示す本と言えます。


だから、この本から個人的に受けとったアドバイスは、

「悩むことになった原因は自分の価値観にある。悩みを深める前に、先ずはそれをぶっ壊しておけ」

となるのではないかと。「得ようとして得られないもの」は本当にあなたに必要なものなのか。それが無くても別の何かがあれば十分だったりはしないのか。

さらに、得られないという状況でも、その「得られないものと向き合う姿勢」を示せば、違う幸せがあったりはしないのか、よく考えてみろ、ということになりそう。


そして、「悩みまくる先人たち」として、夏目漱石自身とその作中登場人物を挙げて説明、

個人的には、

”「自分が、自分は」とせず、己を脇において「誰とどうしたいのか」をもっとよく考えよう、その結論を持って歩めば、悩みはいつしか消えていく”

ということなのかな、と。


随分前に漫画の「プラネテス」が、同じような「自分はどこに行ってしまうのか」という悩みと向き合って、最後に「自分には帰るところがある」から進めるのだ、という結論を出していましたが、

この本で出す「新しい幸福の概念」も、自分の帰るべき場所、拠って立つ場所、人との関わりの中での自分の居場所を作って、そこを守って生きることができれば幸せ、なのかな。


先ずは、悩みの第一歩。


続・悩む力 (集英社新書)
集英社
2012-06-15
姜尚中

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