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zoom RSS 本「次に来る自然災害: 地震・噴火・異常気象」

<<   作成日時 : 2012/05/23 22:43   >>

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なんか、富士山噴火は明日にも!みたいな週刊誌タイトルっぽい雰囲気の本ですけど、実際には、最新地球科学の知見に基づく、「災害はどのように起こるのか」の解説本です。

最近、本屋の新書コーナーに行くと、「地名に隠された『東京津波』」とか、「この地名が危ない」とかいう新書が積んであったりして、地震などのネタも何か際物っぽくなってきた(どちらも中身は際物ではありませんが、どうもタイトルから受ける印象が・・・)のですが、

その分野に関心が無い人に、その知識(災害への備え方や、上記の本で言えばその土地に潜むリスクの見分け方)を伝えるためには、タイトルがセンセーショナルになるのは仕方ないのですかね。


で、この本は、最新の地球科学、特に火山の知見を、その被害から逃れられない宿命を持つ列島の住民に伝えることを使命とする京大の鎌田教授による新刊。「地震と噴火」ならともかく、「異常気象」まで追加されていて「何で?」と思って購入した、というところ。


鎌田教授による位置づけは、阪神大震災、中越地震を経験し、東日本大震災の発生を経た今後は、後世「巨大災害が頻発した世紀」として記憶される時代になるかもしれない、というもの。

そして、

地震分野に関しては、今回の東日本大震災が終わって、また災害を忘れられる時代に戻れるのではなく、2040年までに起きる西日本大震災(いわゆる南海・東南海・東海の3連動地震)を本番として、直下型地震など、油断のならない時代になる、として、

その対処法を(具体的には、P62に書かれている「何よりも頭部の保護」が大事)。


火山噴火に関しては、「休火山・死火山」というかつてのカテゴリーは無くなって、今は、日本に111の活火山があって、富士山を含むどの火山が噴火しても不思議はなく、

「噴火警報」というのがどういうものなのかとか、火山灰による危険性(灰という言葉に騙されがちだけど、実は細かいガラス粒みたいなもので、飛行機が飛べない、精密機器が壊れるなどの影響がある)などを。


異常気象について、そもそも「異常気象というものがどういうレベルの異常さを示すものなのか」から始まって、地球温暖化と、寒冷化に向かう地球という相反する説に関する考え方、最近話題にならなくなった(?)オゾン層破壊問題みたいな地球規模の話と、

雷、竜巻、ヒートアイランドの仕組みと、その災害から身を守るための知恵が解説されます。


この本の目的は、

自然災害で命を落とすこと繋がりかねない、「自分だけは大丈夫」との思い込みを何とかして排除すること。

誰がが何といおうと、災害は「誰かを避けて発生はしてくれない」。メカニズムに従って、その場にいる人を全て巻き込んでしまう。

自分がそれを避け、生き延びたいのであれば、発生しそうな事象に関する知識を持っておくことが大事、というアプローチは、


リスクの判断とそれへの対処を教育するための一つの手法として、こちらの参考になるのだけど、なかなか上手く染みるような説明が出来ないのですよね。私も精進しないと。



同著者による他の本の話へのリンク。

本「世界がわかる理系の名著」(2010/04/21)

本「地学のツボ」(2010/01/06)

本「座右の古典」(2011/09/30)




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