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zoom RSS 本「武将列伝 戦国爛熟篇」

<<   作成日時 : 2012/04/14 22:11   >>

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全6巻の文庫の1冊であることを知ったのは読み始めてから。書店の「和田竜が選んだ本」の本棚フェアを見て目についたので手に取った一冊です。


歴史小説でも大河ドラマでもなく、古文書に記載されている出来事に基づいて武将の伝記を書こうとしたシリーズの中の1冊、ということだったようです。

登場する武将は、この7人(五十音順)。

明智光秀
大友宗麟
武田勝頼
竹中半兵衛
徳川家康
前田利家
山中鹿之介


とは言え、他の本に出てくる織田信長の章を読まないと、明智光秀、徳川家康の章は途中が端折られている状態になるし、竹中半兵衛も豊臣秀吉の章が必要そうで、前田利家もきっとそんな感じ。山中鹿之助も対になる毛利元就が必要なのではないかな・・・

さらに、この本が書かれたのがもう随分と前のことなので、古文書研究がさらに進んで、今となっては違った事実が明らかになっているケースもあるのではないかな、とも思われるのだけど、

読みどころは、その年代記的な人生ではなくて、作者が読み解くその人物像の特徴的な部分なので、そんなことはお構いなしに読むことができます。


どうやら、この本の中での武将選択は、主に自分の力でどうにかした(出来た)武将たちと違って、

「他の武将との関係」がその武将の人生において大きな位置を占めた人たち、ということらしい。

親である信玄の影と闘うことに振り回されてしまった武田勝頼、

独り立ちする武将と言うよりも「家臣」である側面が強い、竹中半兵衛、前田利家、明智光秀、山中鹿之助、

織田信長、豊臣秀吉という天下人2人との関係性が重要だった徳川家康、


一人大友宗麟だけが、他の武将というより「躁鬱の気がある自分」に振り回された人生みたいな描かれ方をしているようには見えるけど、

総じて、周囲の情勢を読みきって(自分で)何とかした、読み間違えた(結果没落・滅亡した)、運が良かった(ので何とかなった)、といった感じで、

その結果を呼び込む本人の資質、性格、情勢などを丁寧に解きほぐそうとしているのは読んでいて面白いです。


で、多分、この本だけが選ばれてフェアに並べられていた(その本棚には他の5冊は全く置かれていなかった)のは、

今の多くの人が歩む人生においては、豊臣秀吉的な成り上がり(別に北条早雲とか斎藤道三でもいいけど)とか、織田信長的な旧弊打破と専制といった人生ではなく、

家臣として主家滅亡にどう処した(乗り換えて生き延びるでも殉じるでもいいけど)とか、逆にどうやって守り立てたとか、家業を守成するとかいった人生を参考にする方が価値がある、ということなのでしょうかね。


個人的には、御先祖様との兼ね合いもあって買った本でしたけど、やはり乱世は「その人の生き方」が最期に影響しているのだな、というのを実感。気をつけないと。



武将列伝 戦国爛熟篇 (文春文庫)
文藝春秋
海音寺 潮五郎

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