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zoom RSS 本「災害がほんとうに襲った時 阪神淡路大震災50日間の記録」

<<   作成日時 : 2012/03/09 22:45   >>

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震災関連本シリーズの第二段。今度は、今回の大震災を受けて復刻した、阪神淡路の事例に学ぶ本。

この本を知ったのは、ポッドキャストによって。

ラジオ版学問ノススメ 池澤夏樹(作家・評論家)さんの回 [2011/05/27放送]

http://podcast.jfn.co.jp/dpc/565063.mp3(音声ファイル)

の放送で、池澤さんが、「今読むべき本」として挙げていたのがこの2冊。

「災害がほんとうに襲った時」

「苦海浄土」三部作


阪神の直下型地震の混乱の最中で、神戸大学医学部附属病院精神科の教授(当時)だった中井さんが、

自分たち医者や看護婦も被災者となった中で、
交通寸断、満足でないインフラ、といった制約の下、
運ばれてくる「震災の」患者や、治療(投薬)を継続しないといけない「いつもの」患者にどう対処したか、

外部の援けをどう受け、何が問題で、何が必要だったか、

そもそも事前の備えの何が役に立ったか、

などを時系列で起きたことを振り返りながら書いた部分がメインで、


その経験を持つ者が、今回の東日本大震災の報道を見ながら思ったことを書いたエッセイを冒頭に配した本になっています。


医者のエッセイということであれば、昨年、この文章も読んだのですが、

asahi.com(朝日新聞社):震災地の医療 - 医者の養生不養生

asahi.com(朝日新聞社):Logistics - 医者の養生不養生

この本でも語られていたのは、この社会で「補給」が軽視されているということ。


とかく、前線にいる者が不眠不休で精神力で頑張るみたいな自己犠牲を過度に称揚する結果、そうした「貴重な人材」を浪費しがちな状況が、震災の現場でも見られるようです。


「戦闘消耗」・・・ベテラン下士官など戦争のプロが、程度の差こそあっても突然戦闘を継続するのがバカバカしくなり、武器をかなぐり捨ててどうでもなれという態度に出ること

というものが解説されていましたけど、

たまには息抜きの休みを与えたり、美味しいものを食べさせたりしないと、こうした、社会的に貴重で育成のコストもかかる人材を早死にさせてしまう、という話は大事な気がします。

今のビジネスパーソン社会も「戦闘消耗」起こしているようなものだし。


で、個人的に「やはりそうか」と思ったのは、最終章の「私の急性ストレス症候群」にある、

「本は自分の文章しか読めなかった」


私は震災の一番酷い場所には居合わせていないけど、当日の朝にたまたま1冊読み終わったところから、次の本を読み始めるまで1ヵ月以上かかりました。
(ツイッターの記録によると3/25に「マンガ」を読むことはできたらしい)

確かに、原子力関係の知識が必要だったために、(ネットからPDFでダウンロードした)放射能関連の本などを読んではいるのだけど、確かに文字を追った程度にしか頭に入らなかったし、その後さほど頭に残ってもいない。回復したのかよく分からないけどひどいストレスだったのだろうなぁ。


心に残ったのは、以下のくだり。

「終わったという感じが流れているね。まだ不通の電車も避難所もあるのに」「四、五十日しかスタミナは続かぬだよ、生理的に」「その間に主なことをやってしまう必要がありますね」。われわれはやりおおせたのだろうか (1995.3.2記 P111)


同じ著者による「復興の道なかばで 阪神淡路大震災一年の記録」に続くそうだけど、それは、今の東北と照らし合わせる何が書いてあるのだろう。




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