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zoom RSS 小松左京さん「虚無回廊」はどうなるの・・・

<<   作成日時 : 2011/08/01 22:56   >>

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阪神大震災後はほぼ隠遁状態みたいなものだったけど、いよいよ亡くなってしまうと、未完作品がいろいろと惜しまれる。今頃は、星新一さんが「やっと来たか」とか言って迎えているのかな。

実は、個人的なマイファースト小松左京は曖昧です。

小説は、星新一の本を読み始めて間もない頃に、中学校の図書館で読んだ文庫と思われ、

人口調節のために事故を引き起こす組織とか、宇宙空間の某所に不定期に生じる渦の中に飲み込まれるために宇宙中から集まってくる宇宙船の真実とか、突飛なアイデアの短編に驚いた記憶が。でも、何という本だったか全く思い出せないのだけど、本当に小松左京だったのだろうか。

それ以前に、小学生の頃に一人で留守番している最中にTVで見たために、怖くて全部を見ることもできず、ほとんどトラウマと化した「復活の日」映画版が、小松作品とのファーストコンタクトのようです。

あの「日本沈没」を小説で読んだのは中学校3年の時だったかな(映画は両方ともTVで見た)。


で、その後「さよならジュピター」から「首都消失」の発表時代にはリアルタイムで遭遇。

「さよならジュピター」の映画(当時出たムック本に「映画の出来が悪かったら、総監督以下のスタッフが『木星太陽化計画施設への地球からの見学団体受け入れのシーン』に登場して頭を下げて詫びるカットを入れるつもりだったという話があったが・・・)を見に行き、

「首都消失」は、東京新聞の連載を熱心に読み(すっかり忘れていたけど映画の方は結局見ていないはず)、

その間に、「地には平和を」、「時間エージェント」などの短編集に手を出し、

週刊誌連載だった「時也空地球道行」を飛び飛びに読んで本になるのを待っていたり、

関西TVだっけ?の特番取材記録の「黄河 中国文明の旅」、「ボルガ大紀行」でのその勉強熱心さと行動力に感心したかと思えば、

「おもろ放談 SFバカばなし」での「馬鹿っぷり」に驚愕し、

「空から墜ちてきた歴史」での宇宙人監視者の視点に感心するなど、その幅広い表現に「コンピュータ付きブルドーザ」と呼ばれた全盛期はどれだけのものだったのかと畏れた記憶があります。

思えば、精力的な活動の終盤部分をちょっとだけ見られた、という位置づけになるのか。



社会人になってからはSF作品をほとんど読まないで過ごしていたけど、

何故か上巻しか手に入らずにずっと結末が気になっていた「こちらニッポン…」の下巻と、「虚無回廊」を手に入れた辺りから復活。たまに思いついたように作品に手を出す感じでした。

「虚無回廊」(2000/11/05)

本「日本沈没第二部」(2007/01/12)

本「果しなき流れの果に」(2010/03/30)

※追悼tweetを見ていて、「果しなき流れの果に」が、400字詰め原稿用紙換算で650枚ちょっとというのに驚愕した。確かに文庫1冊の本だけど、(地域、時間、次元)スケールの拡がり具合は半端ない・・・


多分、私が手を出した長編は、「人類は何のために」とか「日本人とは」みたいな思考実験の舞台として書かれた小説で、ある程度問題のあぶり出しが出来たところで満足、みたいな感じで終わっていたと思うのだけど、


小松左京氏自身による「日本国民漂流記(日本沈没第二部)」とか、

連載の都合で打ち切られた?「首都消失第二部」(当時、週刊誌に出ていた話で、「曲がりなりにも東京抜きの日本とその周辺が安定を取り戻したところで雲が消失、その後から『知能の働きが2倍になった東京都民』が現れて・・・」という続きが構想されていたらしい)とか、

読んでみたかった話もあります。


で、その中でも一番心残りなのが「虚無回廊」。

小説の連載が中断したのはもう20年も前になるけど、大円柱で複数の異星系高度知性体による共同調査が始まらんとするところ、伏線張りまくりで風呂敷が広がりきったところで、未完になったのは本当に残念。一時期、この小説を誰が引き継ぐか、みたいなトラブルらしいものがあったのも、一向に続きが作成されない理由なのかなとは思われるけど、一部完でもいいから氏の手でどこかで落着させて欲しかった。

「砂が減らない砂時計」の持ち主と目された小松さんの未来情報、思考をもう少し見たかったな。晩年に出た自伝やノンフィクション系の著作は読んでいないので、その辺にも手を出してみますかね。

いろいろな作品をありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。



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