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zoom RSS 「生誕100年 岡本太郎展」に行ってきた

<<   作成日時 : 2011/05/24 21:59   >>

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私が持っている唯一の岡本太郎作品は「電電公社時代のテレホンカード」ではないかな。何か踊っているような漢字が描かれた変わったものでした。でも、多分「芸術は爆発だ!」CMはリアルタイムで見ていない(そのフレーズ自体はよく聞いているが)し、万博の「太陽の塔」も実地で見たことはありません。そういう意味で、知っているような気がするのに、実は全然知らないのが岡本太郎なのでしょう。

その生誕100年記念展に、閉幕ぎりぎりに滑り込んできました。

生誕100年 岡本太郎展(国立近代美術館)

生誕100年 岡本太郎展(公式サイト)→既に閉鎖


若いときはパリに留学していた、建築なども手がけていた、晩年のタレント活動、没後に刊行された「岡本太郎の言葉をまとめた本」をちょっと読んだことがある、程度の知識で出かけたので、かなりの衝撃度です。

構成は、全面「対決」。

既存の権威に「ノン」をつきつけ、感動したピカソの作品にも、日本の美術界にも、消費社会にも、万博の理念にも、戦争にも、最後にはとうとう「作られた自分のイメージ」とまで対決した生涯。

作品は、何を意図しているか分からない、原色をふんだんに使って汚らしい、といった印象を抱きそうなものが並びつつ、

何で、この絵はこんなにパワーを照射しているんだ、と思わせる絵になっていて驚かされます。


機械文明批判っぽく取り上げられるけど、実際のところ、どうとでも見えてしまう「森の掟」

ナイフを後ろ手に持った女性の姿がやたらと印象的な「夜」

といった大判で原色のパワー溢れる絵画群があったかと思うと、

造形美を絶賛した縄文式土器が並び、

一転して「商品のおまけ用にデザインしたグラス」などの「消費されてしまう芸術」を出す。

戦時中のデッサンや、太陽の塔のラフ、明日の神話の下絵などもあって、「そんな活動をしていたんだ!」という驚きが得られる展示でした。


で、個人的に行くきっかけになったのは、教育テレビの日曜美術館で紹介されていた時に見た、この部屋の存在。

画像


晩年の作品には「目」をモチーフにした作品が多く、それを集めた一部屋。360度どこを向いても目、目、目。真ん中にある「座ることを拒否する椅子」も「目」だよな、と思うと息を抜くには天井を見上げるしかない恐怖の部屋。絵を見ているうちにどっちが見ているんだか分からなくなってきて、「長い時間はいられない」という感覚も。頑張ってしばらくいると、自分の中から「見返す、睨み返す、ガンをつける」パワーが湧いてくる気がしますが、残念ながら「消耗度合い」と拮抗してしまって、作品に負けた感じ。


とにかく、何かに頼ることも従属することもなく、「何か新しいものを生み出す」ということに生涯をかけたのかな、という気がする回顧展。まだ、評価が定まるまでには時間がかかりそうな人に思えました。

最後にひくことができる「おみくじ」には、

画像

もっともっと悪条件のなかで闘ってみることだね。


最近、あまり自分を追い込んでいないのかも。


「岡本太郎展」(弐代目・青い日記帳)






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岡本太郎「顔は宇宙だ。」展に行ってきた
さすが岡本太郎生誕100年。次々と展覧会を開催しているようです。 ...続きを見る
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2011/06/06 22:11

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