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zoom RSS 本「マキコミの技術」

<<   作成日時 : 2011/01/30 22:40   >>

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自分の好きなことを続けて、それでとにかく人が喜んでくれることに注力していると、いつの間にか自分にも周囲にも思ってもみなかったことが起きるかもしれないよ、という本を読みました。


広告を一方的に見てもらうとか、クチコミを広めるといった従来の広告・マーケティングのやり方をtwitterやmixi・facebookなどのSNSで行うと上手くいかない。もっと新しい「自社のファン作り」はユーザを巻き込んだり、ユーザに巻き込まれたりする動きの中から生まれる、という事例紹介本です。

というわけで、主な想定読者は組織の広報とか企画・マーケティング、渉外部門の人たち、もしくは、個人の力で何かを企画して、賛同者を集めて何かをしようという人たちでしょう。個人的にはちょっと外れ気味。どちらかというと、この本のターゲット読者というよりは、「ブタフルナイト」や「オネダリボーイズ」のオフ会などに参加して、この2人のやっていることに若干「巻き込まれて」いる立場から、どういう風に考察しているのかに興味を持って手に取ったというところです。


ざっと言ってしまえば、

インターネットのおかげで出来るようになった個人レベルの情報発信の内容は、当然、マスコミなどを通じたマスマーケティングと違ってコントロールが効かない。

だから、何を仕掛けてすぐに何が売れる、みたいな分かりやすさは無いし、

これを皆に知って欲しいと思っていることを皆が取り上げてくれるとは限らないし、

全体の文脈の一部を取り上げて違う意味で拡散されてしまうこともあるかもしれない。


そうした、小さな支流がたくさんあるようなネットの情報の流れを、何とか収束するための動かし方がこの「マキコミ」ということらしい。


このマキコミの技術、残念ながら一朝一夕には手に入りません。大資本を投入したから出来るわけでもないし、「仕掛け」が上手くいくかどうかも怪しいもの。かなり厄介な技術です。

今のところ上手く行った例から抽出されるマキコミのためのキーワードは「継続」と「ギブアンドギブ」。


自分からの情報発信で、知っているor見知らぬ誰かの「お役に立ててもらう」

どういう風に役立ててもらえているかに注意を払って、必要なら更なる情報の提供を行ったり、そのフィードバックを活かす施策を考える(このサイクルを公開の場で回すのも効果があるかも)

出来れば、そうした活動を「自分の利益のため」よりも「役立ててくれている誰かのため」を前面にした状態で続けること、

そうすると、あるきっかけがあって情報の出し手と受け手の双方が一緒に何かをするようになり、結果新しい商品が出来たり、イベントが行われたり、クチコミが広がったりすることがあるよ、という流れであって、


多分に、「売るためにこうしよう」という活動よりは「先ずはコミュニケーションできることが楽しい!人たちがちょっとやっていたことが結果的に大きな売上に結びついてしまった」というイメージみたいです。

この具体的な事例が、ティーダブログが人気だった日産、ハイボールブームを起こしたサントリーなどらしく、それらがどういう活動をどのように行っているか説明してくれます。


このマキコミ、思うにかなり厄介な代物です。

結果が「偶然」転がり込んでいるとしか言いようが無い状態のため、先例を研究して同じことをしてもきっと上手くいかない(ネットでは二番煎じは話題にならない)し、

記号的なキャラクターを「作って」も効果があるとは限らないし、

まして、「何をやったからこういう結果が生まれた」が、長期的な活動の結果生まれた信用の中から出てきた、もしくは大量に蓄積されたやりとりのログの中から特徴を見つけ出した、みたいなものになるので、ある一定期間を区切って測定された効果によって評価する仕組みの中では取り組みにくい、という側面もある。


その意味で、やっている側の人間力や真摯な対応、良いことも悪いことも包み隠さずスピーディーに動く行動力や透明性、意思決定者自らがエンドユーザと直接対峙していることで可能な決断力、などを揃えられないと、ソーシャルメディアの中で存在感を持ったり、一目置かれるようにはならないのではないかな、という気がします。


巻き込まれる側は、
「あれを見ているといつも楽しそうな雰囲気なんだよね」といったものを見ていて、「楽しそうだから自分も中に入ってみたい」と思うからこそ巻き込まれるわけだから、

自分が心から楽しそうと思っていない活動ではいくら継続してもマキコミは生じないのだろうな、とも。


楽しそうなことに共感して、自分でもやろう、一緒にやろう、と思ったり思わさせられたりすることで動いていく社会、なかなか楽しそうです。


マキコミの技術
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