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zoom RSS 本「君主論」

<<   作成日時 : 2010/12/09 22:20   >>

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私の場合、仕事とそれ以外で人格に乖離があると言われ、「目的のためには手段を問わない」、「ルールを守らせるのには恐怖が必要」などと言い出すために、マキャベリストとか言われていたりします。では、本当のマキャベリの言うことを読んでみよう、と思って手にとった本。


要は、ミラノやヴェネチア、ローマ教皇などが群雄割拠し、フランスやスペインなどの動向にも気を配らないといけない乱世のイタリアにおいて、「自国を全うする君主」になるためには、どういうことに気を配るべきか、過去の君主たちはどういう行動(領土拡張のための軍事・外交、貴族や領民掌握のための内政など)を取っていて、それらの行動のどこに学ぶべき点があるのか、または真似てはいけない点があるのかについて、マキャベリの論評を加えながら語る本、が君主論です。

つまり、国王の指南書なのですが、時代背景的に戦争が日常的に起こるものと捉えていて、どういう武力を持つべきかとかに紙幅を大きく割いていたりするのを除けば、部下の離反を招かないコントロール術や他国との間で競争優位を得るための考え方などを説明しているので、企業などの競争社会に置き換えて読んでも、さほど違和感がないかも、というのが読後の印象。

と言っても、この本は血肉にするには何度か読み返さないとダメかな、と思った次第。


初読でおっと思ったのは、↓こんな感じ。

15章の、

愛されるより恐れられるほうが、はるかに安全である。というのは、一般に人間についてこういえるからである。そもそも人間は、恩知らずで、むら気で、猫かぶりの偽善者で、身の危険を振り払おうとし、欲得には目がないものだと。

恨みを買わないことと恐れられることとは、りっぱに両立しうる。


21章の、

物事の定めとして、一つの苦難を避ければ、あとはなんの苦難にも会わずにすむなどと、とてもそうはいかない。思慮の深さとは、いろいろの難題の性質を察知すること、しかもいちばん害の少ないものを、上策として選ぶことをさす。


などといったフレーズは、確かにレッドオーシャン系のビジネスの世界にそのまま応用可能。さすがは弱肉強食の戦国時代の本です。


新訳 君主論 (中公文庫BIBLIO)
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