いーわん情報源 たまには日記

アクセスカウンタ

zoom RSS 本「日本のいちばん長い夏」

<<   作成日時 : 2010/10/12 22:30   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

年初に紹介していた叔母の本の影響か、今年は太平洋戦争関連の書物を読む機会が多いです。新しく買い足した本も多いですし。これもその一冊。


きっかけは、NHKハイビジョンで放送していたこの番組。

ハイビジョン特集「日本のいちばん長い夏」

日本のいちばん長い夏(劇場公開版 公式サイト)


本自体は、昭和38年に文藝春秋が行った座談会の記録で、

迫水内閣書記官長(当時、以下全て同じ)、鈴木首相秘書官、荒尾陸軍省軍事課長、富岡海軍作戦部長、といった政府中枢のメンバーから、

昭和天皇のお近くに仕えた入江侍従、

南方の島々で玉砕していく兵士たちの後方にいたラバウルの司令官今村中将、

当時最新鋭の「潜水空母」伊四○一号の南部艦長、

玉音放送の予告放送を行ったことで有名な館野アナウンサー、

終戦工作に当たっていた岡本スウェーデン大使と佐藤ソ連大使、松本外務次官、

前線の兵士や特攻隊のメンバーだけでなく本土の兵士も加え、彼我の捕虜、白梅部隊に所属していた沖縄の女学生、投獄されていた共産党員まで

よくもまぁ、これだけ幅広い人材を一同に会させたものだ、という人選。


映像の方はこの座談会を、現代の知識人(作家とか映画監督とか評論家とか)の文士劇として再現したものですが、

とにかく、その方々が存命なうちに証言を取っておいてくれてよかった、というのが本音。

とにかく太平洋戦争について国家レベルの意思決定を知ろうとして、「何でこうなってしまったのか」、「どこかで路線を修正できなかったのか」、「その時、何をどうしたのか」という問いを出すと、なかなか一次情報が手に入らない。秘密を知る人の多くは、何も語らぬまま鬼籍に入り、戦犯裁判もあって「証言」というものの中にある情報の信憑性もよく分からなくなっている。

これも各層の関係者が一同に会した座談会であって、検証のための正確性を突き詰めたものではないけど、実は後になると一番分からないのが「当時の雰囲気」なので、それが多少なりとも分かるのがこの座談会のいいところです。


この対談がきっかけで、あの傑作ドキュメンタリーが出来たという座談会議事録。「44年後の解説」は、多くの人に読んで欲しいものです。

TV放送は途中で気がつき、映画館では見損なったので、DVDを買うかな。



Amazonアソシエイト by 日本のいちばん長い夏 (文春新書) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



日本のいちばん長い夏【DVD】
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
2011-01-21

Amazonアソシエイト by 日本のいちばん長い夏【DVD】 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
この本、持っています。まだ未読ですけれど^^;
近年、戦争関連の著作が多いですね。学校の授業ではごく表面的なことしか学ばなかったですけれど、やはりこういう本を通して、過去の歴史をより詳しく知っておくのは大事だなと思います。

半藤さんの作品はけっこう好きなのですが、『ノモンハンの夏』も読み応えありました。
梯久美子さんの『散るぞ悲しき』、小説ですけれど百田
さんの『永遠の0(ゼロ)』、などもお薦めしたいところ。



凛花
2010/10/21 01:16
凛花さん、ご無沙汰。この本は対談集だからすぐに読めますよ。今もまた叔母が元兵士の本を書いてますけど、そろそろ経験者の最後の世代がいなくなりつつあるので、その危機感が出版ラッシュに繋がっているのでしょうね。

個人的には、「この国は何故」の方に興味があるので、そちらの系統を主に手に取るのですが、お薦め本も読んでみますね。ご紹介ありがとうございます。
いーわん
2010/10/21 22:34

コメントする help

ニックネーム
本 文
本「日本のいちばん長い夏」 いーわん情報源 たまには日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる