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zoom RSS 本「知っておきたい『お金(マネー)』の世界史」

<<   作成日時 : 2009/09/29 22:36   >>

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エジプトで金が、メソポタミアで銀が交易に使われるようになってから、電子マネーによるゲームが破綻するまでの7,000年間を、「お金」という制度がどのように変遷し、誰がどのようにして使ってきたのかを取り上げた本。なので、世界史全部を扱っているけど、お金に関係のない事柄は全てパス。おかげで流れを追いかけやすいです。


そもそも物々交換で交易が賄いきれなくなった頃に生まれた「価値基準」がお金。

よって、
(1)誰もが価値を認め
(2)多くのものと交換可能
(3)変質しない
(4)分割可能
の性質を備えた金や銀などの金属が、「様々な生活物資に化ける富」として珍重されるようになり、

次に、運びやすさや交易のしやすさを求めて、重さなどを一定にした物(硬貨)に鋳造され、

さらに、その重い硬貨を運ばないで済む「為替」、「小切手」などの概念に繋がって行く道筋。


貨幣の原料の価値=お金としての価値(つまり純金価値がそのまま金額になる金貨みたいなもの)、から、硬貨の発行を司る為政者が与えた価値=お金の価値(今の100円玉を構成する金属に100円の価値はないが日本国政府の信用により100円とされている)になり、その究極の形としての「紙幣」が生まれる流れ。

利子の概念や、銀行の誕生、

世界各地で銀ラッシュ、金ラッシュが生じる度に、どこかの国で貨幣価値が増減し、インフレやデフレが起きたり、

ある国に金なり銀といった「お金」が余っている状況が、「お金にお金を生ませようとして」投機に繋がって行く様子(これは大航海時代くらいには始まっている)、そしてバブル...


アメリカの独立戦争の戦費でフランス王朝が傾き革命に繋がり、イギリスの産業革命の中で先物取引が生まれ、損害保険が生まれ、

で、20世紀の経済成長の中で「保有する金や銀の量の範囲内に供給を抑えていてはお金が足りない」ということで、紙幣が使用可能なのと同じ論理でお金がバーチャル化していくまで、

世界各地に舞台を移しつつ、「お金にかかわる世界史」が物語られます。

アメリカ人の「借金を重ねて消費する生活スタイル」は西部開拓時代から行われているとか、南北戦争前夜に7,000種の銀行券と5,000種を超える偽造銀行券が流通する大混乱状態があったとか、小ネタがいっぱいの歴史書です。


でも、

生産&消費の能力の範囲内で使われていたはずの「お金」が、世界が広がって行くに従って金や銀がどこかに集中することで「お金が余っている状況」をどこかで生み出し、そこでは必ず投機が生じる、あとはその繰り返し

この400年間の歴史なんて、そんな感じで括れてしまいそうなほど、同じようなことばかり場所を変えて発生しているんですねぇ。




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