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zoom RSS 本「からだビックリ!薬はこうしてやっと効く ―苦労多きからだの中の薬物動態―」

<<   作成日時 : 2009/05/26 22:21   >>

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昨日のヴォイニッチネタ繋がりで、パーソナリティのおびおさんこと中西さんの本、何と言っても薬を常用する私としては、それがどうやって効いているのか、というテーマは興味がありすぎます。





何でも中西さんの仕事における研究のご専門は「薬物動態」...初耳の学問です。普通、薬といえば、液体だったり粉末状だったり錠剤だったりカプセルみたいものに入っていたりしてそれを飲むとか、注射されるとか、点滴されるとか、座薬になっているとかするわけですが、

そもそも薬の化学物質は人にとって異物、人間の体内の防衛機能をかいくぐって病変部を治す効果を発揮させるためには、どういう風に吸収させたらいいか、副作用を生じさせずに効かせるためには、どれくらいの量の薬をどの程度摂取させればいいのか、という「体内(主に消化器と血管)での化学物質の動き」を研究するものなのだそう。


というわけで、この本は、治そうとする身体そのものから攻撃されながらも、私たちの身体を治してくれる薬への愛情がいっぱい詰まった本です。そう、病気になったら適当に薬を飲んであの薬は効かないだの言ってみたり、処方通りに飲まずに副作用などに見舞われる一般人に「薬を身体に効かせるのって、とっても大変なんだから分かってよ!」という叫びが聞こえてきそうな。


そもそも、人間の身体は、異物を排除する仕組みがかなり高度に張り巡らされていて、

消化液で壊されないうえに、体内に吸収される形でないと先ず入ることができず、

肝臓などにある酵素(特に薬に対してはほぼ万能の排除能力をもつ酵素「シトクロムP450」というものがあるそう)は、化学物質をどんどん使えないものに壊してしまうので、潜り抜ける仕組みを考えるか、壊される量を上回る量を摂取させるかしないといけないし、
場合によっては、人の身体で酵素などに作り変えさせることで、本来の薬品として働くようにわざと「余計なもの」をつけたりしている、といった薬の裏側がイラスト入りで解説されます。


でもって、
1日3回飲む薬と2回飲むだけでいい薬の違いは何かとか、
錠剤と注射、点滴、舌下、皮膚下などの処方はどういう選択で決まるのか、
栄養分以外はほぼ侵入できないようになっている脳に薬を効かせるにはどうしたらいいか、
病変・患部に薬を効かせて、それ以外の部分に同じように効いてしまう(これが副作用)のを防ぐにはどうしたらいいか、

みたいなものを説明しつつ、


コーラや牛乳、グレープフルーツと一緒に薬を飲むことが禁忌なのはなぜか、
薬の併用で人の身体に悪影響があることがあるのはなぜか、

寄り道で、アルコールという化学物質の人間への影響の仕方

みたいなことを知ることができます。


正直、グレープフルーツジュースの話が一番びっくりで、私は「一緒に飲んではいけない」ものって、基本的に「薬を邪魔して効かなくさせてしまう」ためだと思っていたので、全く逆に「通常の数倍も効かせてしまう」ために、副作用が危険だから禁止されているなどとは想像したこともありませんでした。

確かに、歩留まりを考えて入れた薬の量が、必要以上に残ったりすれば、それは悪影響が出るわな...確かに、漢方の処方って、その人の身体の大きさなどで変わるから、そう言われてしまえば理解できるんだけど、全然気がつかなかったですね。


将来は、ミニバイオセンサーを備えた極小コンピュータチップを体内に入れて、病変部を見つけて、治療のための薬品をそこにだけ作用させるような「薬」が出てくるという夢まで語られていますが、見てみたいですね...星新一のショートショートに出てくるようなそんな薬。

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