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zoom RSS 本「ピーター流外国語習得術」

<<   作成日時 : 2009/04/16 23:21   >>

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ピーター・フランクルさんと言えば、大道芸も行う数学者として、一時期はテレビにも出たりしていましたけど、実は12ヵ国語もあやつる言語マスターでもあるということで、どういう勉強法を行ってきたかを、子どもたちに向けて書いた本を読んでみました。


実は、この本も人からいただいてきた本。ちょうど、家族が外国語の勉強をしたりしているし、私も何年に一回かは「英語をもうちょっと何とかしないとな」という気分になるので、手にとったというわけです。

でも、別の意味で期待を裏切る本。実は、各国語をどう学んできたかの遍歴とそこから抽出される「オススメの勉強の仕方」、日本人が語学学習で犯しがちな過ちについての記述は、だいたい本全体の半分くらいで、残りは、記憶術や時間活用術、「そもそも語学をマスターすることが国際人なのか?」といった内容になっています。

だから、学習術にも秘術はなく、

・短時間、その言語に集中すること
・その学習中は、独り言(他にも、通勤時に見聞きしたことをその言葉でぶつぶつ言ってみるとか、3行日記でその日の出来事を書いてみるとか)のようなパーソナルな事柄をその言語に切り替えるくらい徹底して「言語漬け」になること
・例えば、観光地の事柄をその言語で説明できるようになって、その場所で説明ボランティアみたいなことをして、実際に話す機会を作り出すこと
・会話文が主体の戯曲、慣用句としても覚えておいてお徳なことわざ、綺麗な言い回しを覚えるのに便利な詩文などとっつきやすいものから学習を始めること

といった感じで、普通です。まぁ、この普通をなかなか実行しないというのも事実ですけどね。


で、この本のメインはどちらかというと、「語学を学ぶのは何のため?」にあります。

今の世の中、「英語が出来るだけでエリート」にはならないし、「語学が出来るから国際人」というのも幻想です。そもそも、上記の箇条書きには載せませんでしたが、外国語習得の術として、「日本語をきちんと扱えるようになること」が出てくるように、「日本を知らない外国かぶれ」も国際人としてはあまりいい評価にはならなさそうです。


語学という技術だけではない、人間としての自由さや、国というものを離れた視点や価値判断を身につけるためには、自国の中にだけいるのではなく、他国に行くのが一番で、実際に外国に行ったときに、それなりの経験が積めるようになるためには他言語を習得しているとよい。

例えば、ある歴史やニュースというものですら、日本をバックボーンにする見方と他国の観点での見方では違う解釈が生じることがあり、他国を知るというのは、そういう解釈の違いを知り、受け入れることであって、それが出来るようになるのが「国際人」たることである、という感じでしょうかね。


日本だって、諸外国との付き合いなしには生活が成り立たないのに、つい、日本国内だけで生活が完結している錯覚が生じるので、日本国内で日本語の情報だけで生活していると、つい「国際人」の視点って弱まってしまうんですよね...


ピーター流外国語習得術 (岩波ジュニア新書)
岩波書店
ピータ フランクル


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