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zoom RSS 本「鼻行類」

<<   作成日時 : 2009/02/09 22:29   >>

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今日は久々の100冊倶楽部Moso会議。今回は私がファシリテーションしないといけなかったので、かなり緊張気味ではありましたけど。で、いつも通り持って行った「オススメの1冊」で、かなり「Moso」な本。「おもいきり遠くへ行ける80冊」で買ってきた1冊です。


とりあえず、この手製のフィギュア写真を見て欲しいところです。

トビハナアルキ

そう、和名が「トビハナアルキ」という哺乳類。顔の真ん中にある鼻にあたる器官が独自の進化を遂げ、様々な役割を果たすようになった鼻行類という種類です。

この「トビハナアルキ」は、その鼻の部分がバッタの足のようにしなってジャンプが可能になっており、人間の見た目的には「後ろ向き」に跳びはねる移動方法を獲得した動物だそう。

他にもいろいろいて、

水中生活に特化したラッパハナアルキとか、

鼻の部分が粘液を分泌して歩行できるようになっているナメクジハナアルキとか、

ある意味ドリルのような役割に進化したモグラハナアルキとか、

鼻の部分が「花」のような形に擬態し、花に止まろうとする虫の捕食を行うハナモドキ属のハナアルキたちとか、

多彩な生物群を形成しています。

で、この本は、その唯一にして完全版の研究記録。1957年に発刊された書類だそうです。

...見たことない?それはそうでしょう。この哺乳類は、南太平洋のハイアイアイ群島にしか生息せず、海によって隔絶された群島によって独自に進化した生物であって、太平洋戦争中に島が発見され、その後大変不幸なことに、研究機関、研究者と研究成果の資料もろとも、地下核実験の影響による群島の海没によって、全てが失われてしまったのですから。

今となっては、その間20年くらいで解明できた生物学的分類、進化体系、分かる限りの生態系、一部の解剖図面、行動様式や捕食、生殖活動などに関する簡にして要点を押さえた本が残ったことを感謝するしかないですね。

ここにも項目が立てられています。

鼻行類(Wikipedia)













ってな話が事実のわけないでしょ。

ぜーんぶウソ。とにかく、徹底的に生物学の専門書の体裁で、客観的に押さえたトーンの文体、いかにもな図版(原本はカラー図版だったらしい)に、巻末の大量の参考文献リスト、索引集など未知の図鑑のパロディになっています。

これだけの構想力と発想力(綺麗に証拠も残さず全てを闇に返してしまうアリバイ作りも含め)はなかなか出来るものではないです。世界をまるごと一つ創造する力。その実例が見たいのであれば、この本もその一冊に数えられるかと。

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