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zoom RSS 本「それでも不祥事は起こる」

<<   作成日時 : 2009/02/12 22:39   >>

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たまにはバッチリお仕事関連の本も読みます。帯に「規則やシステムといった『ハード』面だけでは、会社は守れない 次にやるべきは『ソフト』面の対策だ!」とあるとおり、社内のコンプライアンス体制をどう作り上げるかの解説書です。

私は「リスク管理グループ」と名付けた組織にいて、対外契約書の扱いを中心にした法務の仕事をしているわけですが、他にも情報セキュリティの体制維持とか、事件事故への対応とか、法を守ったビジネスのための相談への対応とか、よろずコンプライアンスと括られそうなものがいろいろと混ざっています。

なので、「そういうことはやってはいけない!」と言うのが半ば口癖と化してますが、なぜか、危ない橋を渡りたがる人って多いんですよね。


というわけで、

どんなにルールを作ろうが、監査体制を作ろうが、社員教育プログラムを作ろうが、社員配布用のリーフレットをばら撒こうが、

「そんなこと言ったって、そうした制度は建前で、本音は違うところ(例:ちょっとくらい危ない橋を渡っても売上が大事)にあるんだろ?」とか思う社員が残っている限り、

絶対に不祥事は無くならない、というテーゼに対し、どうやったら不祥事が起きないように出来るか、という提言の本は、かなり自分としては必要なテーマになります。


本としては、著者が絡んだ具体的な不祥事とその対応の経緯などを例に、どういう行動が大事かの説明、ソフト面でのコンプライアンス(実直に正直なビジネスを行うことが企業の存続にとって最も大事という意識)をどうやって植え付けるか、不祥事が起きてしまった場合の調査委員会のあり方といった事後の行動、社員向け教育でやるべきことなどが書かれていて、実際にそうしたことに関わっている人には分かり易い本なのでは。


で、やはり皆同じことを考えるのね、ということもいくつか。

曰く「法律の通りにやると明らかに効率が悪く、実際には問題が起きない」という問題をコンプライアンスの例外にしたりすることで、もっと酷い事態を生み出しやすくなる

曰く「部長、次長クラスは、『昔はそんなことを気にしなくても大丈夫だった』とか言って、新しいルールを取り入れるときの障害になることが多い」

曰く「会社の規模が変わる、扱っているビジネスが変わる、といったときであっても、つい古い時代の考え方での判断方法を持ち込んでしまって失敗しがちである」


結局のところ、会社のトップが守るべき価値基準を明確にし、例外なくそれを守らないといけない(トップ自身も含めて)ことを宣言し、具体的な事例とその場合の望まれる行動について繰り返し皆に語りかけるという地道な作業を続けるしかない、という本でもあるのだけど、

ついつい、「アリバイとしての制度」を作ることで楽をしようと思ってしまうのも確かなんですよね。


それでも不祥事は起こる
日本能率協会マネジメント 出版情報事業
秋山 進

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