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zoom RSS 本「不死身のヨーロッパ―過去・現在・未来」

<<   作成日時 : 2007/12/16 23:23   >>

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先日のオーストリア旅行で、フランクフルト経由、ミラノ経由をしていたり、初めてユーロを使ってみたりして、EUの統合というのを初めてこの目で見ることができました。で、その飛行機の中で読んでいたのがこの本。

不死身のヨーロッパ―過去・現在・未来

実は、国際文化会館の理事でもある加藤さんとお会いしたときに、こういう本を翻訳しているということで、中国についての研究本とセットで頂戴した本です。さすがに2001年の本なので、最新の情勢から見て古い記述が多々あるのは仕方ないところですが、第二次大戦後ずっと続くヨーロッパ統合の流れを俯瞰的にまとめている点では今読むのにも十分に耐えられる感じがします。

つい、ヨーロッパの各国成立の歴史とバルカンなどで起きた民族自決の戦争などが強烈に頭に刷り込まれているせいか、お国柄、民族気質によって他の国と分けている感覚が強く、地域統合というものがどれほど行われているのか分かっていなかったのですが、確かに、EUはその中では一つになりつつあるんだなぁ、というのが今回の旅でも見えた気がします。

結局は、移動の制限を取り払うことで、そこに住む人が勝手に行き来し始めるというのが決定打なのだと。人が行き来して、知り合いがあの国にもこの国にもいるような状態に、親戚が国をまたがり、国境を越えて買い物や仕事に出かけるようになると、段々と「国」というアイデンティティに寄りかかれなくなっていく、というプロセスがどんどん進行しているらしいことがよく分かります。日本で新幹線に乗るように国境を越えて飛行機が移動し、元々似たような言語であるヨーロッパの複数の言語をあやつる多くの人々がコミュニケーションをすれば、確かにヨーロッパ内で次の戦争が起きる可能性は減っていくのかも。

国民国家、民族国家という概念は、100年戦争のあたりから、ナポレオンとそれに対抗する様々な国家を経て、第二次世界大戦頃まで数世紀続いたけど、ヨーロッパではそろそろもうちょっと大きな世界を志向し始めたということなんでしょうかね。

まぁ、中国やインド、アメリカといった規模と比べればヨーロッパは細かいところで分かれすぎているわけで、世界的な発言力の維持を考えたら、小異を捨てて団結するのは当然の帰結だったんでしょうかね。民族というプライドを調整しあうのは大変だっただろうけど、他の地域とかも長い年月の後には追随してそうなっていくのでしょうか?
不死身のヨーロッパ―過去・現在・未来

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