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zoom RSS 本「妄想銀行」

<<   作成日時 : 2007/03/09 23:43   >>

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私みたいに多読家でない人にとって、頻繁に「オススメの一冊」を人前で紹介する羽目になるのは非常にプレッシャーだったりするのですが、どうもMoso会議の常連者たちはこの本をご存知なさそうだったので、今回はこれでいこうかと。

まぁ、ビジネス書好きが多いから、SF小説はあまり得意ではないのかもしれないし、そもそも星新一では、出版年が古すぎるから仕方ないですかね。

というわけで、今回は「妄想銀行」。

Moso会議なので「妄想銀行」というネタありきの「オススメ選び」ですけど、昭和40年頃に作られた作品集であるとは思えないショートショート集ではあります。ちなみに、この短編集は、日本推理作家協会賞の昭和43年度受賞作品。


教科書にも載ったらしい名作の「鍵」のようなファンタジー、「古風な愛」はちょっとしたメロドラマに分類しましょうか。SF作家なので、宇宙ロケットの乗組員が主人公の話とか「味ラジオ」なる奇想商品が出てくる話などがいくつかあり、かと思えば「長生き競争」のように、ちょっと現代社会に毒を効かせた話もあるという按配で、星新一入門には、最初の作品集である「ボッコちゃん」よりこっちじゃないかと思うんですけどね。


で、表題作の「妄想銀行」。

なんと、各人が悩まされる様々な「思い込み」をカプセルに封じる装置を使って、需要と供給にあわせた「妄想」の売買、という画期的な商売を行う博士のお話。正直、オチがちょっと弱いので「面白い!」というレベルではないのですが、使っている発想はなかなか好きです。

ショートショートを千篇以上も紡いだだけあって、アイデアとは異質なものの組み合わせ、という名言もあり、まさにそれを実践した一冊、というところですかね。
しかし、もうこの本を最初に読んでから20年以上経ったのかぁ...
妄想銀行 (新潮文庫)

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