長野時計店のCMコピーに涙

コマーシャルのキャッチコピーに過ぎないはずなのに、ちょっと涙腺がゆるくなったのかなぁ...でも、この「時間のコマーシャル」、賞を取るだけのことはあります。

長野時計店のコピーが凄すぎる(じだらく-マーケティングが語りたいけど語れない人のブログ)

で紹介されていた、長野時計店の広告(リンク先で動画が見られます)、内容が素敵でした。
何でも、2006 ACC CM Festival入賞なんだそうですが、言葉の使い方が上手いです。

CM自体は春夏秋冬の4バージョンで、季節の背景映像に女性のナレーションのみのシンプルな構成。ナレーションの内容は字幕でも流されます。

著作権的にどうか分からないけど、耳コピした中身を引用。なお、タイトルと最後の「時に...」の部分は、ナレーションされません。
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春編
『時間の関係』

人生で一時間だけ関係した人。

タクシードライバー、講演会の講師。

1年間だけ関係した人。

インストラクター、病院の先生。

5年間だけ関係した人。

別れてしまった恋人、前の会社の同僚。

10年以上、関係する人は、

あなたにとって、とても大切な人。

時に、ココロを。
宝石 時計 長野

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夏編
「Happy Birth Time」

年に一度、誕生日が来るように、

一日に一度、誕生時間が来ます。

あなたは何時何分に

この世に生まれましたか?

あれは寒い夜中だった…。

夏の熱い昼下がりだった…。

そのときの母のぬくもりを、

父のまなざしを、

想像してみませんか?

さあ、もうすぐあなたが生まれた時間ですよ。

お誕生時間、おめでとう。

時に、トキメキを。
宝石 時計 長野

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秋編
『にんげんの時間』
 
ひとりがすると1時間かかることを、

ふたりでやれば30分で終わる。

ひとりがすると1ヶ月かかることを、

30人でやれば1日で終わる。

人類が何千年かけても

まだできないこと

みんなでやれば

1日で終わるかもしれない。

そう、平和なんて、

1日あればできるはず。

時に、チカラを。
宝石 時計 長野

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冬編
『時の商人』

その商人は時を売っていた。

「いらっしゃいませ。時はいかがでしょうか?1分から承ります」

ある女は1週間買った。

1週間買った女は、

それを海外旅行に使った。

「10年欲しいのだがね」

ある老人は商人に聞いた。

「10年だと、すこし値がはりますが」

「かまわん。」

10年買った老人は、

それを病気の妻に譲った。

時に、ドラマを。
宝石 時計 長野

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たとえ一生に一時間しか関わらなかったとしても大切な人間関係もある、とか、一人1ヵ月かかる仕事を30人でやったからといって1日で出来るとは限らない、と言い出すのは無粋な感じ。個人的には、この秋編の
「人類が何千年かけてもまだできないこと みんなでやれば1日で終わるかもしれない。」に希望の力を感じて、ちょっとうるっときてしまいました。

冬編のCMも、「老人」という言葉で「因業」とか「頑固」とかいうイメージを出しつつ、あのオチというのが、星新一っぽくて好きですね。尤も、その冬編CM、紹介されていたブログには、「ある男は1時間買った。1時間買った男は、それを読書に使った。」という一節もあるんですよね。長尺バージョンがあったんでしょうか?

こういう文の力を身に付けるにはどうしたらいいんでしょう?その記憶代わりにメモ。

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