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zoom RSS 本「首里城物語」

<<   作成日時 : 2006/01/31 22:09   >>

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昨日に引き続き本ネタ。昨年末から計画していた沖縄行きを実行したので、現地の本を現地で読んでいました。

おきなわ文庫 「首里城物語」
真栄平 房敬 著
ひるぎ社

那覇に降り立った直後に、売店に緑一色の本棚があったので吸い寄せられてみると、沖縄戦とか沖縄の言葉とか琉球の歴史とか、沖縄をテーマにしたシリーズものの新書群だった。とっつきの良さそうな1冊を購入、それがこの本。

首里城といえば、琉球王朝の王都として機能し、先の大戦で徹底的な破壊を受けたものの、苦労して復興がなされ、今や世界遺産にも登録されているような場所。沖縄観光のメインスポットの一つでもあります。ただ、首里城の見学では、王の暮らしや宮廷政治の仕組みが分からないのも事実。その手の情報を補完してくれる肉声が入っている感じがします。

著者は、戦前から、生徒・学生・教師として首里城内に出入りしており、明治政府による琉球処分に立ち会ったような土地の古老などと身近に接して聞いた実体験や伝承の知識があるようです。

城の門などに関する由来(龍の形をした水の噴出口があるが、これはどうも中国から盗み出したものらしいといったエピソード)や、国王の一日のスケジュール、王妃選びの手続き、臣下の生活などについての話(人からの証言である部分と、自分で記録を見た、もしくは自分で実際に見た、ということがきちんと書き分けられている点で、丁寧な著作と感じます。)が書かれており、余話として、琉球処分時の「城開け渡し」の体験談も載せられていて興味深いですね。


私は、この国王の一日の生活を読んでいて、星新一の歴史もの短編「殿様の日」を思い出しましたが、やはり「王」は極めて儀礼的な、自由度の低いスケジュールに沿って生活をし、政務を執り行っていたのがよく分かります。その点は、朝起きてから寝るまでが、全て見られる状態でオープンになっていたルイ王朝の王族の方が凄いのかもしれませんが、搾取される側よりはマシかなとは思うものの、やはり「王」は気苦労の多いややこしい商売ですねぇ。

それと、琉球王朝は役職の割に士階級が多く、ポストを割り振るために、同じ役職を3人で同時(出仕日が異なる)に勤めるというワークシェアリング体制だったというのがちょっと驚き。それでも支配階級を食べさせていくことができたのは、貿易収支とかでこの国が豊かだったということなんでしょうか。
同じような封建領主でも、藩主や将軍と似ているところも似ていないところもあるんですねぇ。


そういえば、この本をネットで買うことって出来るのかな、と思っていくつかのネット書店で検索してみたら、どこでも取り扱っていなかった(紀伊國屋書店で取り寄せ受付のみ)。この結果、どうもこの本は定価795円らしいという情報を得た。私が購入した那覇空港の売店での価格は945円だったけど、これって「本の観光客向け価格」?

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