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zoom RSS 『「震度7」を生き抜く−被災地医師が得た教訓』

<<   作成日時 : 2005/05/04 21:13   >>

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最近の「地震関連本」の中で、個人的に一押しの本。

「震度7」を生き抜く―被災地医師が得た教訓

祥伝社新書の第1弾として発行されたようですが、著者の田村康二さんは、新潟地震と中越地震の両方を体験した医師。自分の被災体験と、医師として救急医療にあたって集めた情報の両方を加味して、地震時に何が起きたのか、どんな対策が有効で、どんな対策に意味が無かったのかについて書いてあります。サバイバル法というよりは、心構えの本ですけどね。

各章毎に、「そのとき私は……」という中越地震の聞き取り体験談で始まっている。

いわく、
・キッチン台に置いてあった包丁が自分めがけて飛んできた、
・車の運転中、脱輪したかと思えるような衝撃があったが、電柱が揺れているのが見えて地震と気付いた、
・プールがS字型にうねるように見え、水がかなり溢れた、
・風呂から裸のまま飛び出し家が崩れて行くのを呆然と見ていた、
・地震後の余震が怖くて扉を少し空けてすぐに逃げ出せる場所に服を来て寝ている、
・一人になるのが怖い、
・持病が進行してしまった等々

個人的に怖いなと思ったのは、著者が住んでいたマンション10Fの被害状況の話と高層ビルで地震にあったときの体験談のくだり。最近の高層ビル・マンションは当然耐震設計のため、高層部が大きく揺れる設計になっており、それゆえに安全ということになっている。ビルが倒れないというのも周辺にいる人間にとっては重要なことだが、中にいる人間にとってはそれでは問題は解決しない。自分のいる場所は地上にいる場合よりも余計に揺れるわけで、周りの家具が倒れたり飛んで来たりする可能性が高くなっている、ということには今まで気がついていなかった。
実は中越地震(東京では震度3が1時間半に3回発生)の翌日、地上51Fにあるレストランに行ったときに店員さんたちに聞いたところ、「最初の地震と次の地震(10分程度の間隔で立て続けに発生)は実際には分からなかった。その間ずっと揺れ続けていて、船酔いになりそうな感じだった」という話を聞いていて、それは怖いなぁ、と思っていたのですが、同じビルで震度6や7だったら、という想像力は働いていませんでした。

他にも、心臓マッサージのやり方、パニック性の窒息を鎮める方法、火傷等の応急手当てとか、震災関連死(心筋梗塞やエコノミークラス症候群)についてとか、震災ストレス(PTSD)からの回復についても章を割いて解説しています。

とにかく「頑丈な建物に住む」、「なるべく揺れないor揺れによる影響が最小限になるように設定された所にいる」が生存のためのポイントということでした。
過ごす時間の長さを考えると、確率的には、いかに家を安全にしておくか、というのが重要なんでしょうね。
「震度7」を生き抜く―被災地医師が得た教訓 (祥伝社新書 (003))

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