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zoom RSS 「茶の湯」展でお茶碗三昧

<<   作成日時 : 2017/05/29 18:08   >>

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夜の展覧会巡りシリーズ第3回は、やはりゴールデンウィーク中に出かけた「茶の湯」展。21時までやっているということは18時すぎに入っても中を巡る(それなりに)十分な時間があって、その日の昼間に別のことをする余裕すらあるということ。一日12時間近くも見学者に対応する博物館の職員の皆様に感謝して、夜の空いている博物館へGO!です。今はもう夜間拝観はあまりやっていないし、間もなく会期末なのでまだの人はそろそろ駆け込まないと。


特別展「茶の湯」(公式サイト)

特別展「茶の湯」(東京国立博物館)

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で、別に茶道をたしなむわけでもない私がこの手の展覧会に行くのは、基本的に「茶碗」のため。本当は、それを手に取って何か飲まないと分からないものがいっぱいあるとは思うのだけど、何で「体に水分を補給する道具」があんなにいろんな種類があって、いろんな性格をしているのだろう、というのが私の楽しみ。

茶壺や茶入れ、茶筅、茶室に飾る花活け、掛け軸など、茶道のための道具は多々あって、長年眺めていることで少しは知識も得たけれど、
その辺はまだ「利休が使った道具」といった視点で眺めているので、「あの絵を描くのに使った筆はこれでした」みたいな展示物の扱いに私の中ではなっています。


今回の茶の湯展は、その茶碗の名品として国宝・重要文化財に指定されているようなものがやたらと集められているのが特徴。各地の展覧会で、それ一つが「目玉展示」になる類の茶碗が、その辺に並んでいる扱い(誰が曜変天目と油滴天目に、青磁の名品「馬蝗絆」が5メートル四方くらいの距離内にポンポンと置かれているような扱いを予想しようか)で展示されているので、

混雑しない時間帯がいいなぁ・・・ということで夜に出かけたというわけ。私の大好きな静嘉堂文庫の曜変天目がゴールデンウィーク終了までの期間限定展示、というので少々慌てて行ったようなところもあります。

大型連休期間なので、夜の20時すぎても「誰もいない」みたいな空き方はしないのがさすが、という感じでしたが、閉館近くになれば展示物一列独り占め、くらいは可能だったので、やはり時間帯選びは大切。

ただ、世界に3点と言われる曜変天目で私が唯一観ていていない龍光院のものが、4月23日までに行けば展示されていた、ということを後で知って悔しい想いを。展示替えの情報収集は早い段階からやらないとダメですね。展示会場の最後に「明治時代に茶道具を買い集めて『守った』豪商たち」のコーナーがあったのだけど、そこも2週ずつくらいで交代していて、いつ行くかで展示物ががらりと替わっていたみたいだし。


とは言え、大型連休中であれば

連休終了まで限定展示の「曜変天目 稲葉天目」と連休開始時から限定展示の「大井戸茶碗 喜左衛門井戸」を同時に観ることが出来、「油滴天目」と志野の「卯花墻」と合わせて国宝の茶碗が4点あったので、その点では幸運な時期だった模様。

それ以外にも東京国立博物館が自ら所蔵している「馬蝗絆」(割れたのでこれと同じものを送れと中国に送ったら「このレベルの作品はもう作れません」と修繕して送り返されてきたとの故事付きの茶碗)

千利休御用達ともいえる楽焼の初代、長次郎の無一物などの茶碗、天目は希少な曜変天目のほか、白天目・黄天目と灰被天目といった調子で、いったい、何を頑張ってこんなに揃えてくれちゃっているんですか!な展覧会。


それぞれの茶碗がどうして形、色、(たぶん)手触りから重さまで違うものになるのか、といえば、バリエーションを用意して、それぞれのお茶を飲むシチュエーションに合わせて持ち主が最適のものを選べるようにするためで、

最初にそれぞれの形のものが「茶碗」になったのは、歴代の茶人たちが「私はこれが好き」だったから。

なにせ、千利休が「こういう形のを作れ」で出来た楽茶碗に、この南蛮渡来のご飯用の碗ってお茶席で使うとよくない?で採用された井戸茶碗(元はベトナムや朝鮮半島の食事用)。自分は茶碗を作った人の指の形まで分かるような荒削りなのがいいという人もあれば、極めて整った形の茶碗こそ至高な茶人もいて、

それぞれの「自分の考えた最高の茶碗!」が並んでいるように見えて、ジャンルを網羅的に見るのは面白いな、というところ。


まぁ、茶道のアウトラインくらいは知ってから行くか、ということだと、この子ども向け解説リーフレットが便利なので、大人の人もぜひ。

茶の湯展ジュニアガイド(PDFファイル、会期終われば見られなくなるだろうからダウンロードをお薦め)


元々は、「ただお茶を淹れて飲む」だけのもので、自分はお茶に詳しいぜ、と誇るためにお茶を飲んで産地を当てるみたいなゲーム(闘茶)が流行り、続いて「素敵な飲み方」をコーディネートする(茶道)ようになって、その「素敵」の切り口で流派が存在している、みたいなものだと理解していますが、

その「素敵な飲み方」を行うための道具を作り、何百年後もそれを使い、また、新しい茶器を作って足している、という歴代の人々の営みは凄いわな。さすが「道」がつくだけの趣味なだけある、というのを実感できます。

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特別展「茶の湯」
会期 2017年4月11日(火)〜6月4日(日)
会場 東京国立博物館 平成館
休館日 月曜日 ※ただし5月1日(月)は開館。
開館時間 午前9時30分〜午後5時
※金曜・土曜は午後9時まで、日曜は午後6時まで開館。ゴールデンウィーク期間中の4月30日(日)、5月3日(水・祝)〜5月7日(日)は午後9時まで。
※入館は閉館の30分前まで。

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