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zoom RSS #ラスコー展 に行ってきた

<<   作成日時 : 2017/01/20 23:16   >>

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ラスコーと言えば壁画、壁画と言えばラスコーというくらい、「人類が描いた一番古い動物の絵」のイメージが強いラスコー壁画ですが、実は、近くにショーヴェという「もっと古い」洞窟壁画が発見されていたり、調査によってそれを描いたクロマニヨン人たちのことが分かってきたり、とこれまた知識のアップデートが必要な分野。お正月休みに観に行こう!ということで出かけてきました。

世界遺産 ラスコー展〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜(国立科学博物館)

世界遺産 ラスコー展〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜(公式サイト)

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ちなみに、ショーヴェの洞窟壁画については3D撮影した映画が作られていて、以前に記事を書いているのでご興味があれば。

「世界最古の洞窟壁画 3D 忘れられた夢の記憶」を見てきた(2012/03/17)


多湿な日本の環境のため、発見後の長い年月の間にすっかり色落ちしてしまった高松塚古墳の壁画の例を持ち出すまでもなく、あまりに古い物は「朽ちないように」するのが大変です。

ラスコーも、洞窟に一般の人を入れて見学させ、そのために空調機を入れていたために破壊が進みそうになった結果、現在では一般立ち入りは禁止となって、現地に行っても本物を見ることは出来なくなってます。代わりに「ラスコー2」というレプリカを用意して見学させているそうで、昨年さらに3D技術などでより本物そっくりになった「ラスコー4」という施設が完成した、というニュースもあったのだけど、


その2と4で番号が飛んだ、間に挟まれた「ラスコー3」が何かというと「移動展示用のラスコー洞窟のレプリカ」で、今回の展覧会の目玉。つまり「今回フランスから日本に『ラスコーの壁画』を持ってきました!日本で観られるとても貴重な機会です!」と言っても、まぁ、いいのではないか、という展覧会です。

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で、展示の大半は、
そのラスコーの洞窟がいつ発見され、どのような経緯をたどって今のような保存に移行したのか(を写真パネル等で解説)、
洞窟自体がどんな構造の穴倉になっていて(を模型で展示)、その洞窟のどこら辺に何の絵が描かれていたのか、

続いて、洞窟の壁と描かれた絵を再現した「ラスコー3」の中を歩いたら、

その洞窟の中から発見された、当時の人たちの道具や、描かれた動物の骨などの発掘物、

という風に並びます。


ショーヴェとかと違って描いた人たちの手形とかはなく、動物の絵ばかりの印象(もちろん動きが表現されていたとみられるとか色の表現とか手の込んだことをしているが)だったのだけど、

今回の展覧会のマスコットにもなっている「トリ人間と思われる絵」があったりと知られていない謎もある模様。


そうした、2万年前の人もすごい絵を描いた!から、

その2万年前の人たちは「はじめ人間ギャートルズ」のような原始人ではなく、

衣服をきちんと整え、
きちんと加工された矢じりや投槍器などの道具を持ち、
首飾りなどの装飾品で身を飾ることも知っている

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「文明の最初の一歩を歩んでいる人たち」であることが分かってきた「最新の成果」の展示へと繋がって行きます。

何といっても「クロマニョン人の復元像」が、「現代人と比べてそう極端に劣った(未開な)感じではない」というのが・・・昔の人はすごい!と思うべきなのか、2万年かけて人類ってそんなに発達していないってことなのか!と思うべきなのか悩むくらい、立派に「ヒト」しています。


で、今回の展覧会は、以前に

本「日本人はどこから来たのか?」(2016/06/30)

の記事に書いた3万年以上前の日本人について調べている人たちが企画・運営しているため、

最後に「このラスコー壁画が描かれた頃、日本列島にいた人たちはどんな感じだったか」も展示されています。

上記の記事にもある「日本に存在する世界最古の往復航海の証拠」とか、当時の道具とかが見られるので、「日本人はどこから来たのか」に興味がある人にも最新の情報が提供されます。

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ついでに沖縄で行った「当時の技術で海を渡れたか」実験の模様も見られるなど、なかなか盛りだくさん。


その絵が何を意味しているかの解説から、絵の描き方まで勉強できるかもね、といういろいろお得な展覧会ではあります。しかし、ラスコー壁画のレプリカ、ちゃんと光を当てているときに見える「色を塗られた動物の」風景と、照明を落としたときに見える「輪郭だけ浮かび上がらせた動物の」風景は、けっこう違うものなのですね。

何か、CGの人物の、主線だけざっと作ったものと、体つきや表情を描き込んだ完成版の違いみたいな感じで興味深かったです。その意味では絵の描き方なんて最初から今まで何も変わってないんですかね。


名称:特別展「世界遺産 ラスコー展〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」
会場:国立科学博物館
会期:2016年11月1日(火)〜2017年2月19日(日)
時間:午前9時〜午後5時(金曜日は午後8時まで) ※入場は各終了時刻の30分前まで




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本:最古の文字なのか? 氷河期の洞窟に残された32の記号の謎を解く
ラスコーやらショーヴェやらで、古い「芸術」の証拠・・・洞窟壁画が見つかったことで、「昔の人も絵を描いた」ことは確かになった。では、言葉は?音(声、会話、音楽)は?文字は?となると証拠が乏しく、なかなか過去の状態は明らかにならない。でも、洞窟に何か「線とか丸とか記号っぽいものもあるんですけど」という研究をしている人がいるらしく、今、どんな状態なのかを書いた本というのを出版されていました。 ...続きを見る
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2017/03/15 22:47

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