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zoom RSS 廟所を守る曜変天目

<<   作成日時 : 2013/03/07 22:22   >>

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この国宝が出てきたのは5年ぶり。この不思議な文様のお茶碗は見ていて飽きないので、再び出かけてきました。

曜変天目茶碗を見に行ってきました(2008/04/08)


静嘉堂文庫美術館の開館20周年記念展3回シリーズの最後を飾るのは、三菱ご自慢の茶道具コレクション。

受け継がれる東洋の至宝 PartIII 曜変・油滴天目−茶道具名品展−


注目はしていたものの、1月22日(火)から3月24日(日)までという60日程度の会期、最寄の二子玉川駅からでも細い道を20分は歩くのでは、というロケーションで、ちょっとタイミングが合わないと行きそびれてしまいそうだったのですが、用事が思いのほか早く終わったチャンスをついて出かけてきました。


たどりついた美術館はちょっとした小山の上。敷地内は都内とは思えない感じです。

入口で拝観料を払うと、チケットと展示目録をいただくのはふつうだと思うのですが、今回は、主だった展示品の写真がいっぱい掲載された8ページの解説パンフレットが付属。これは価値が高いです。

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展示は静嘉堂の有するコレクションのみで、実は前回に観に行ったときの展示とずいぶんと重なっているのですが、

曜変天目と油滴天目、付藻茄子、仁清の茶壺など、秀吉や家康などの手を経ているようなものばかりで、それこそ千利休が使っていた道具なども並べられているので、お茶やっている人とかは私よりも興奮するのかな、という気が。そんな茶道具を100点ほど展示してあります。

で、茶器「付藻茄子」がコレクションの出発点であることや、バラバラに破損したものを修復して今の姿があることに驚いたり、

様々な種類の茶碗、香合、茶室を飾る掛け軸などを見て、これらの組み合わせで「今日は何をテーマにした茶会」みたいなものを演出してたのだな、というのを思い浮かべてみるのですが、

今回の私の目的はとにかく、部屋の真ん中に設置されている曜変天目・油滴天目。

周囲には、2012年に中国で新たに見つかった曜変天目の破片(世界で4つ目)のことについて記したパネルや、曜変天目や油滴天目の茶碗を乗せる台、しまう時に包む袋や箱なども展示されていて興味深いですが、

せっかく実物が目の前にあるのに、それに注目しないのはもったいないです(とはいえ、そんなに長いことこればかり見ている人、というのもなかなかいなかったようですが・・・)


さすがにメイン展示というべきか、展示も力が入っていて、他の展示品と違う照明を使っているとか(そのことについても壁のパネルに書いてあった。グループに電気機器を扱う会社があるとさすがに便利)。

で、その光の当て方などの工夫を感じ取るのもいいですが、とにかくあちこちから見てみるのがオススメ。

全体的に、展示品がかなり低い位置にあるので、屈んで真横から観るのは必須ですが、油滴天目に関しては、少し離れた場所(ちょうど座れる椅子もある)から見るのもいいと思います。


見ながら書き取ったメモをまとめると私はこんな印象を持ったよう。


●曜変天目(稲葉天目)

真横から見たら「禾目天目」と同じような濃紺−黒系統の茶碗にしか見えない
上から(内側を)見ると、いくつかの滴が膜に覆われて漂うようような不思議な文様が見える

周囲が海の色のような青(藍)に見えるので、「滴」が水中のアメーバのようにも見える。

サンゴ礁の空撮写真みたい?

高さ7.2cm、口径12.2cmでこじんまりした印象


●油滴天目

こちらは高さ8.1cm、口径19.7cmと比べてみると大きく広がっている。
朝顔の花みたいな感じの器

滴の模様が茶碗の外側にもあり、光が透けているように感じ(本当は透けてなどいない)て、アールヌーヴォー様式のガラス器を見ているようなので、ちょっと見る角度を変える(光の当たり方を変える)と色合いが違うようにも見える。遠くから見たときの方が銀に輝いているような感じ?

上から見ると、「滴」が茶碗の底に向かって降り注ぐようにも、逆に底の方から飛び出してくるようにも見える

イメージは雨滴?

漏斗状の空間に星雲が散っているように見ると、「宇宙」の3次元模型みたいにも感じさせる

この器、741gもあって実はかなり重いらしい!


実は、この静嘉堂、語源をたどると、「祖先の霊前への供物が美しく整う」さまを示す言葉から来ていて、美術館の横の道を行くと岩崎家の廟所に出る。つまり、お墓の前に備えた「文庫と美術館」だということ。さすがに立派な供物を揃えています、というところでしょうか。

美術館の裏の庭園も春らしくなっていました。

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