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zoom RSS パワーアップして帰ってきた「利用規約ナイト」 #riyoukiyaku

<<   作成日時 : 2013/01/21 22:17   >>

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昨年3月に、「私なんかがスピーカーでいいのかいな」と思いつつも、そろそろ契約書作成本数3千本になる法務担当者として何とかなるだろ、という感じで出てきた「利用規約ナイト」。定員30人で少なすぎる、という要望にお応えして、規模も内容もパワーアップして第2回を実施することになりました。

利用規約ナイト〜「行列のできる利用規約相談所」に参加してきました(2012/03/04)

利用規約ナイト vol.2「Webサービスのリスク管理をサービス事業者と法務関係者とで考えよう!」

前回も瞬殺だった参加申し込みは、今回定員を80人に増やしたものの23時間ほどで完売。あまりの関心の高さにびっくりです。まぁ、弁護士と現役法務担当者や、外資系企業の総務部門の方がそれぞれの立場で、「事業者目線でサービスの利用規約をどうしたらいいか」を語ってくれる会を、懇親会付3千円というのだから、お得すぎるのだけれども。


で、今回も「行きたいのに売り切れてた」みたいな話が(後輩とかからも)あったので、実際にどんな話があったのかを私のメモから起こしてみました。ただし、著作権との兼ね合いでいつもの講演記事と同じくいーわん超訳にて、各話者の話を分離再統合していますので、その点はご了承ください。



「利用規約」とは、サービス利用者との間における契約であり、自分たちがサービスとして何を提供するかを示す大事な文書だが、形式上こちらが一方的に提示するものであるので、下手すると炎上してしまうし、ちゃんと考えて作らないと自分たちのためにならない。

では、どうしたらいいか?

実際、利用規約なんてもの、一から十まで全部がオリジナルの条文になるわけがない。下手にオリジナルなものを作るから炎上するともいえる。似たようなサービスの利用規約を参考に作るのがいい。

で、「自分たちが何を提供するのか」この部分だけをじっくり考えて書き込むべし。

運営者は何のために利用規約を作るか。それは、自分たちの責任範囲を規定し、やらないことを明確にし、「私たちはこれはやらない、お客さんにこれはやってもらっては困る、って言ってましたよね?」と後から問題になったときに分かるようにするため。

だから、禁止事項と免責はよーく練りこむべき。ユーザにも分かりやすい表現にすることや具体的に箇条書きにするなどの工夫が大事といえる。

当然、自分たちが何を提供するのかが明確であればあるほど、いい利用規約ができるし、炎上もしにくい。炎上というのは、「まぁ、これも防いで(もしくは「これもできるようにして」)おこうかな」という、ちゃんと決まっていないことに関するミニマムな発想で作られて、「この文章ならこんなことまでカバーされてしまうではないか!」というマキシマムな想像でたたかれてしまうことで起きるもの。

やるかやらないかわからないようなことでサービスの評判を落としてもつまらないでしょ!
(まぁ、事業のフリーハンド性とのトレードオフなので、収益モデルをどうするかといった事業判断も必要ではあるけどね。)

ある意味、利用規約は、「サービス説明書」と同じ。どういう使い方ができて、何をしてはいけなくて、違反行為をすると、どのような処罰(退会等)があるか、サービスの内容をよく説明するように作るべし。

あと、利用規約改版の履歴、利用規約へのユーザ同意のログ、どのような画面で同意を取る仕組になっているか(スクリーンショット)などは取っておくと、後のトラブル時に役に立つよ。


という話がメインストリーム。これは結局いつも同じ話ではあるのだけど。

これに、では禁止事項を具体的に書くというのはどういう感じなのかとか、最近のアメリカの利用規約の書き方のトレンドとか、問題点とか、もしくは、炎上事例の何が問題だったのかといった話が載せられた密度の濃いお話を伺うことができました。
(逆にこの辺は、下記の参加者の皆さんのブログにちょこちょこ書かれているので省略)


前回よりも法務・法曹関係の参加者の比率が増えたのですが、相変わらず「こういう点を具体的にこんな書き方で利用規約にするとよい」というテクニカルな話に会場全体の食いつきがよかったようなので、やはり日進月歩の状況に相談するサービス提供者側も相談を受ける法曹・法務側も皆悩んでいるんだな、と実感。


今回の新しい話は、スタートアップなサービス事業者たちに、「悩んで自分たちで変な利用規約を作るくらいなら、弁護士に相談に行け!お金がないかもしれないけど、事前に相談料の予算とか示して相談に行くだけでも、それなりにリスクは減らせるのだから、それくらいはやった方がいいぞ」という話。

何か形だけあればいいんでしょ?他のやつのコピーでいいじゃん、でケチったつもりでも、最終的に損するよ、という話が出てくるところで、「ああ、今日は『相談に来てもらう側』に比重が寄っているんだ」という気がしましたけど、実際、このアドバイス自体はその通りなので、ぜひとも慣れている人に相談に行ってくださいね。実際、そんなに時間もお金も食わない割に効果があるので。


以下、登壇者や参加者のブログ記事へのリンクも。

(主催、スピーカー側)

いまさら聞けない利用規約の 当たり前と注意点(水野弁護士の当日の資料)

利用規約ナイトvol.2でしゃべってきましたよ(企業法務について)

F's Garage @fshin2000 :ネット系イベントがとても主催しやすくなった件

利用規約ナイトvol.2(猪木法律事務所/弁護士猪木俊宏)

利用規約ナイトVol.2にモデレータとして登壇してきました(企業法務マンサバイバル)

(参加者側)

利用規約ナイト vol.2に行ってきた - bizlaw_style

利用規約ナイトVol.2に参加した - Footprints

「利用規約ナイト Vol.2」に行って来ました - 弁護士川井信之のビジネス・ロー・ノート

dtk's blog (ver.3) : 渋谷の外れにて/利用規約ナイト vol.2

dtk's blog (ver.3) : クラスアクション禁止?

利用規約ナイトvol2感想(aicoolの日常)


ついでに、パクり問題については、こういう考え方も。まぁ、文章だけの規約はともかく、図表やら用いてビジュアルになった規約をパクれるほど「同一のサービス」がありうるのか、という気はするのだけど、やる人はやっちゃうんだよなぁ(苦笑)

やっぱりウェブサービスの利用規約を安易にパクるのはまずいと思います(企業法務マンサバイバル)


とまとめてupしようと思ったら、Facebookでもう一つ資料を紹介されました。
エンジニア側が書いた、利用規約の作る際の注意事項について、です。
230ページありますので、閲覧はお時間のあるときにどうぞ・・・

体系的に学ぶ安全な利用規約の作り方






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本「良いウェブサービスを支える『利用規約』の作り方」
昨年、第1回利用規約ナイトで主にお話いただいた弁護士の雨宮さんと、今年の第2回利用規約ナイトで法務的な視点をお話いただいた片岡さん、橋詰さんの共著で、「利用規約」本を作成した、というので早速手に取ってみました。 ...続きを見る
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