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こう有名どころの(それも招待券がたくさん存在していそうな)展示会なんかに会期末に行くとろくなことが無いのはよく分かってはいるのだが...そもそも会期が40日程度ではすぐに終盤になってしまう。もっとも、今年は行く展示会が全て会期末ぎりぎりになっている気がするが。 東京国立博物館の展示案内 北斎展 公式サイト もちろん言わずと知れた「冨嶽三十六景」の葛飾北斎の、駆け出し時代から最晩年の作品までをそろえて、年代順に見ることができる展示会です。 個人的には、「東海道五十三次と冨嶽三十六景が全部見られます!」みたいなミーハーな展示の方が気楽だし好きではあるけれど、まぁ年代順に揃えている展示会もかなり珍しいからなぁと思ったのを、行ってから思いっきり後悔する羽目に。 とりあえず、開館時間が9時半なのを忘れていたのが第一の失敗。10時すぎに着いたら「入場20分待ち」の看板がお出迎え。まぁ、今年はあちこちでさんざん行列している身に20分はどうってことは無いので、のんびりと待つ...が中はもちろん超満員。浮世絵版画が主体の展示会ということは、作品は皆小さいわけで、遠くから見るのは難しい...でもって、人だかりのために列はちっとも進まない。第二の失敗は、展示作品数について考えていなかったこと。日本で展示会と言えば作品数70くらいが普通で、100を超えることはほとんど無いので、その可能性について考慮していなかったのだが、出品目録に記された作品数は、実に495!会期中の展示替えもあるので、一度に全部が展示されているわけではないが...すみません、まともに見ていたら閉館時間まで粘ってもきっと足りません。人ごみでぎゅうぎゅうの中を一日絵を見て歩いていたら過労で倒れてしまいます、というわけで、仕方なく、後方から双眼鏡で眺める作戦に。これでも、人の頭が邪魔でなかなか見るのは大変なのですが。 精細な作りこみ(彫りこみ?)や女性や花鳥などの描き込む対象の描写の変遷(やはり歳を経るに従って女性が艶っぽくなる感じはあるし、花や鳥の観察もだんだんと細かくなっている。)は見られるが、紙質は双眼鏡だとちょっと感じ取れないので、たまに列の切れ目に割り込んで鑑賞。「北斎漫画」も初めて見たし、縁起物の絵、歌舞伎の絵、本の挿絵、掛け軸もあるし扇子に描いたものもあるし、晩年は錦絵もあるしというわけで、ありとあらゆるものに画を描いた、というのがよく分かります。 冨嶽三十六景目当てであれば、20弱くらいは見ることができますが、あれは壮年期の作品なので、会場に入ってエスカレータあがってすぐのところ(若い時代の作品の部屋)から見始めるのではなく、その対角線の反対側(エスカレータを上がった場所から一番遠くになる、ミュージアムショップの横にある入り口)から見始めるのがいいでしょう。疲れないうちにお目当ての作品を見ることができます。 さすがに今回は体力負け。それこそ写真の歴史のように、あれが年代毎に4〜5回くらいのシリーズ展示だったらちゃんと見ることができただろうけど、興行的にはこうでないと集客できないだろうし、仕方ないのかなぁ。1時間半ほどで退散して外に出たら12時。入場行列の待ち時間は1時間になっていました。 |
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